写真で解説する「F-01C」タッチパネルは本当に「激速」?(2/3 ページ)

» 2010年11月19日 00時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

“激速”タッチパネルを試す

photo 画面下部をスライドさせるかタップすると、待受ランチャーが起動する

 F-01Cではキャッチコピーに「激速(ゲキハヤ)」というフレーズが使われているとおり、タッチパネルをチューニングし、高速なレスポンスを実現している。富士通によると、F-06Bと比べ、ブラウザではスクロールの滑らかさが2倍、タッチの応答速度が1.5倍、文字入力時の予測変換の表示は3.5倍、デコレーション絵文字の選択は1.7倍速くなったという。では実際の操作感はどうか。発表会で展示された端末で試した。

 待受画面から壁紙設定のメニューを呼び出し、待受ランチャーから各種機能にアクセス、iモードサイトにアクセスといった操作を試したところ、確かに反応は速かった。ただ、iPhoneのような、手と画面が一体になったかのような感覚を得るほどではなかった。また、フルブラウザは、ITmedia +D Mobileなど容量の大きいサイトは、まだ動きがぎこちなかった。

 レスポンスは速くなったが、スクロール時などの“追従性”はまだ改善の余地があるように思える。言葉では説明しにくいが、iPhoneの動きを「ヌルっとしている」とすると、F-01Cの動きは「カクっとしている」という感じだろうか(これはAndroid端末にも言えることだが)。ともあれ、重いWebサイトを除き、ストレスを感じることはほとんどなかったので、慣れればフルタッチケータイとしても使えそうだ。

photophotophotophoto タッチ操作用に大きな文字と行間で各種メニュー一覧が表示される(写真=左端)。文字入力はフリック操作にも対応するが、十字方向ではなく扇状に文字が出る(写真=左中)。QWERTY配列のソフトキーも用意(写真=右中)。漢字や顔文字も認識する手書き入力も継承している(写真=右端)
photo キーボードは横画面でも表示できる

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