F-01Cではキャッチコピーに「激速(ゲキハヤ)」というフレーズが使われているとおり、タッチパネルをチューニングし、高速なレスポンスを実現している。富士通によると、F-06Bと比べ、ブラウザではスクロールの滑らかさが2倍、タッチの応答速度が1.5倍、文字入力時の予測変換の表示は3.5倍、デコレーション絵文字の選択は1.7倍速くなったという。では実際の操作感はどうか。発表会で展示された端末で試した。
待受画面から壁紙設定のメニューを呼び出し、待受ランチャーから各種機能にアクセス、iモードサイトにアクセスといった操作を試したところ、確かに反応は速かった。ただ、iPhoneのような、手と画面が一体になったかのような感覚を得るほどではなかった。また、フルブラウザは、ITmedia +D Mobileなど容量の大きいサイトは、まだ動きがぎこちなかった。
レスポンスは速くなったが、スクロール時などの“追従性”はまだ改善の余地があるように思える。言葉では説明しにくいが、iPhoneの動きを「ヌルっとしている」とすると、F-01Cの動きは「カクっとしている」という感じだろうか(これはAndroid端末にも言えることだが)。ともあれ、重いWebサイトを除き、ストレスを感じることはほとんどなかったので、慣れればフルタッチケータイとしても使えそうだ。
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