日韓で使える“かざす”携帯サービスを KDDI、ソフトバンクらがNFC携帯の実証実験

» 2011年02月09日 15時33分 公開
[ITmedia]

 KDDIとソフトバンクモバイルは、携帯電話をかざして利用するさまざまなサービスを、日韓両国で使えるようにするための実証実験を開始する。

 携帯電話をかざして利用するサービスは、日本や韓国でもすでに提供されているが、利用する技術が異なるため、相互利用ができないのが現状。実証実験では、米GoogleがAndroid 2.3でのサポートを表明するなど、サービスの広がりが期待される近距離無線技術「モバイルNFC」を双方が採用し、相互利用の可能性を探る。

 KDDIとソフトバンクモバイルは2010年7月、SK TelecomとモバイルNFCを活用した日韓共通サービスの可能性を共同で検討する覚え書きを交わしており、今回の実証実験はその一環として行うもの。2月から、電子マネーサービスとスマートポスターを通じた情報配信サービスの実証実験を実施し、実験にはクレディセゾン、オリエントコーポレーション、大日本印刷、凸版印刷、T-Engineフォーラムが協力する。

 電子マネーサービスは、MasterCardのPayPassとT-Cashの実験を実施。PayPassは、日本の千葉、神奈川のショッピングモールなど約300店舗、韓国のソウルや釜山のコンビニなど2万5000カ所に専用レジを設置し、USIMカードにPayPassを格納した携帯電話をかざして決済できる環境を用意する。T-Cashについては、ソウル市内の鉄道、バス、タクシー、コンビニで使えるようにする。

 情報配信については、東京のDNP五反田ショールーム、印刷博物館、銀座の街路灯約110カ所、ソウル市内のCOEXや飲食店など約150箇所にNFCタグを埋め込んだポスターや地図を掲出。携帯電話をかざして情報を取得できるようにする。

 実証実験に利用する端末は、KDDIが東芝製「biblio」ベースの携帯電話、ソフトバンクモバイルがHTC製Androidスマートフォン(予定)、SK Telecomがフィーチャーフォンと「Galaxy S」ベースのAndroidスマートフォンとしている。

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