KDDI、ソフトバンク、SK Telecomが“ケータイをかざす”共通サービスの検討を開始

» 2010年07月15日 15時11分 公開
[ITmedia]

 KDDI、ソフトバンクモバイル、韓国SK Telecomの3社は7月15日、非接触IC「NFC」を活用した日韓共通のサービスと、設備を相互利用する可能性を検討する覚書を、7月7日に締結したと発表した。

 日本では、おサイフケータイという名称で、携帯電話に組み込まれた「FeliCa」チップを利用する電子マネーや会員証、クーポンなどのサービスが提供されている。一方韓国でも、同様に電子マネーサービスなどが提供されているものの、FeliCaとは互換性がない「Mifare」という技術を採用しており、相互に利用することはできない。

 そこで3社は、現状各国で方式が異なっている携帯電話をかざすサービスを、NFCを活用して共通化し、日韓両国で利用可能にする可能性を模索する。具体的には、

  1. 日韓の両国で、携帯電話をかざすことで利用できるクレジット決済やクーポン券、会員証、ポスターからの情報取得など多くのサービスの実現性の検討
  2. アプリケーションのダウンロードや本人認証を行うサーバーなどサービスを実現する設備の相互利用の可能性の検討

を行うとしている。

 共通サービスは早期の商用化を目指し、将来的には、アジアを中心に携帯電話をかざすサービスが利用できる国を拡大したい考えだ。

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