写真と動画で解説する「iPad 2」Smart Coverの動画も(1/2 ページ)

» 2011年03月03日 22時32分 公開
[園部修,ITmedia]

 米Appleが3月11日から販売を開始する新型タブレット端末「iPad 2」が日本の報道関係者にも公開された。短時間ではあったが実機に触れる機会を得たので、簡単に写真と動画で紹介しよう。

 日本でのiPad 2の販売開始は3月25日の予定。Wi-Fi版と3G+Wi-Fi版が用意されている点や、ストレージ容量が16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトから選べる点は初代「iPad」と同じ。米国ではWi-Fi+3G版はW-CDMA対応のAT&T向けと、CDMA対応のVerizon Wireless向けのモデルが用意される。価格は初代iPad発表時と同じで、Wi-Fi版の16Gバイトモデルが499ドル、32Gバイトモデルが599ドル、64Gバイトモデルが699ドル。Wi-Fi+3G版は16Gバイトモデルが629ドル、32Gバイトモデルが729ドル、64Gバイトモデルが829ドル。

 ただ、日本での販売価格は本稿執筆時点では未発表。Wi-Fi+3G版にデータ通信サービスを提供するキャリアは、引き続きソフトバンクモバイルになる。他のキャリアがiPad 2を扱うのかどうかは分かっていない。

ボディは角が取れてより軽快な印象に

 iPad 2の大きな変化の1つは外観だ。ボディは初代iPadからさらに薄く、軽くなっている。外形寸法は185.7(幅)×8.8(厚さ)×241.2(高さ)ミリで、重量はWi-Fi版が601グラム、Wi-Fi+3G版が613グラム。初代iPadは189.7(幅)×13.4(厚さ)×242.8(高さ)ミリ、重量がWi-Fi版で680グラム、Wi-Fi+3G版で730グラムだったので、約33%の薄型化と最大15%の軽量化を果たした。

 本体の薄さは特筆に値する。発表会でスティーブ・ジョブズ氏は「iPhone 4よりも薄い」とその薄さをアピールしていたが、初代iPadにあった側面の平らな部分がなくなり、背面中央部の盛り上がりもなくなっているので、見た目の印象が大きく変わった。持ったときの印象も大きく異なり、角張った部分がなくなったため、手に持ったときの印象はいい。裏側の形状は、表現するのがなかなか難しいが、MacBook Proの液晶ディスプレイ側の天板のようなものをイメージすると近い感じだろうか。

 実際に手に持ったときの重さは、初代iPadからは確実に軽くなっているものの、まだそれなりに重いと感じる。見た目がかなり薄くなったこともあり、一見軽そうに見えるが、手に持つと存在感がある。軽ければいいというものでもないので、適度な重量感は高級感や質感の高さにもつながる。しかし、やはり片手で持って立ったまま電車の中で操作するような使い方では、長時間の作業は辛そうだ。

 ボディカラーはブラックに加えてホワイトを用意した。ブラックモデルはこれまでのiPadとほぼ同じ見た目となる一方、ホワイトモデルは額縁部分が白く、ボタンも白色なので、背面の銀色と相まって印象が大きく異なる。

PhotoPhoto iPad 2のホワイトモデル。ブラックモデルとは、表側のタッチパネルの額縁部分のみ色が異なる。裏側はブラックもホワイトも同じデザインで、フラットなためテープルなどに置いたときの安定性が高い
PhotoPhoto 天面には左側にイヤフォンジャック、右側に電源/スリープスイッチを配置。初代iPadと基本的には同じ位置だ。底面は中央部にDockコネクタがあり、表側を手前に向けたときの左下の位置にスピーカーがある
PhotoPhoto 左側面には何もなく、ここにSmart Coverが磁石でぺたっとくっつく。右側面は回転ロックとミュート(消音)のいずれかに設定できるスライドスイッチとボリュームキーがある
PhotoPhotoPhoto 裏側の左上、ディスプレイを手前にしたときの右上の位置に裏面照射型CMOSセンサーを採用したアウトカメラを搭載する。アウトカメラは720pでのHD動画撮影が可能。インカメラは上部中央にあり、VGA(640×480ピクセル)画質/最大30fpsの動画が撮れる。右の写真はスピーカー部分の処理。
PhotoPhoto 結果的にiPhone 4よりも先に出ることになったiPad 2のホワイトモデル。ホームボタンも白。会場でもホワイトモデルは大人気だった。インカメラの上には、照度センサー用と思しき塗装が薄い部分がある

スライドスイッチの機能は選択式に

Photo 設定メニューにスライドスイッチの動作を選ぶ項目が追加されている

 機能面での変化としては、iOS 4.3で新たに採用された、右側面にあるスライドスイッチの動作選択機能が興味深い。発売されてすぐにiPadを購入した人の中には、iPad向けのiOS 4.2アップデートによって、スライドスイッチの動作が回転ロックからミュート(消音)に変更されたことに不満を感じた人もいたようで、設定メニューの中からスライドスイッチの動作をユーザーが選べるようになった。回転ロックに戻したければ、「画面の向きをロック」にチェックを入れればいい。

 ちなみに設定メニューの「一般」→「情報」→「認証」を開くと、そこには技術基準適合証明の認証番号が記載されていた。日本向けのiPad 2は、端末の背面に技適マークが刻印されているが、OS側でも表示する仕組みを持っているので、もしかしたら3月11日に一足先に販売が始まる米国で購入したiPad 2も、日本で電波法に抵触することなく利用できるかもしれない。

「GarageBand」などiPad向け新アプリも登場

 iPad 2の登場で、カメラ機能や処理速度が向上したことを受け、iPhone 4向けに提供されていた「iMovie」がiPadにも対応。また新たにさまざまな楽器を演奏する体験ができたり、本格的な8トラックのミックスができたりする「GarageBand」も発表された。これらはどちらも3月11日に配信開始予定で、米国での価格は4.99ドル。カメラ性能がアップしたことで、これまでMac OS上でしか楽しめなかった「Photo Booth」もiPad 2で利用可能になっている。

PhotoPhotoPhoto iPad向けのiMovieやGarage Band、Photo Boothといった新アプリも登場した
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