iidaのスマートフォン「INFOBAR A01」のサイズは約63(幅)×118(高さ)×11.8(厚さ※最厚部12.1)ミリ、重さが約113グラム。同じauの「IS03」は、約63(幅)×121(高さ)×12.6(厚さ)ミリ、約138グラムで、最薄部を比較すると1ミリ近くも薄くなった。ただし、最厚部では0.5ミリ薄いだけで、机に置いた状態で比較した限り、大きな差は見られない。
iPhone 4と比べるとどうか。iPhone 4のサイズは約58.6(幅)×115.2(高さ)×9.3(厚さ)ミリ、重さが約137グラム。INFOBAR A01はIS03より小さいが、iPhone 4よりは大きい。ディスプレイはIS03が3.5インチダブルVGA(640×960ピクセル)、INFOBAR A01は3.7インチQHD(540×960ピクセル)、iPhone 4は3.5インチ(960×640ピクセル)。いずれも高精細で美しい画面だが、炎天下の屋外ではiPhone 4、INFOBAR A01、IS03の順番で見やすいと感じた。
ただし、手にすると裏面のアール効果のため非常に持ちやすく、薄く感じる。裏面だけでなく、側面も丸みを持たせており、肌に引っかかるものが何もないという印象だ。手にすんなりとなじみ、長時間持っていても疲れない。iPhone 4と比較しても軽く感じる。
INFOBAR A01が搭載している外部機器との接続端子は、本体の下部先端にあるMicro USB-B端子のみで、一般的なスマートフォンに多く搭載されている3.5ミリのステレオイヤフォンジャックや、最近のハイスペック機が採用するHDMI端子は搭載していない。
このMicro USB端子で充電を行うほか、同梱のMicro USB-3.5Φ変換ケーブルをつないでイヤフォンを接続する。もちろん、Bluetoothイヤフォンを利用することも可能だ。なお、この変換ケーブルはテレビアンテナの役割も兼ねており、ワンセグを利用するときは接続する必要がある。つまり、充電しながらワンセグを視聴することはできない(充電器によってはケーブルがアンテナとして機能するものもある※9/13 15:18追記)。
microSDスロットは、リアカバーを外した赤外線ポートの下部にある。初期状態では2GバイトのmicroSD(試供品)が付けられており、32GバイトまでのmicroSD/microSDHCに対応している。カードを差し替えるにはリアカバーを外さなくてはならないものの、バッテリーパックまで外す必要はない。ただ、カードの着脱時は電源をオフにした方が安全だ。
INFOBAR A01のバッテリー容量は1020mAhで、この夏に登場したスマートフォンの中では容量が少ない方だ。省エネに気を配らず便利さ優先で使っていると、バッテリーが1日持たない場合が普通にある。
「設定」には省エネ設定が用意されており、バッテリーの消費を抑えることができるので活用したい。この省エネ設定は、画面上にある設定を一括して省エネ設定に変更する「とにかく省エネ」と、就寝時に自動的に省エネモードに移行させる「おやすみ省エネ」の2つがある。筆者の場合、通知の設定で「光を点滅させて通知」をオフにしたことで、バッテリーがかなり長持ちするようになった。
シャープ製のスマートフォンの多くは、音量ダウンキーでマナーモードのオン/オフを切り替えられる。INFOBAR A01の製造元はシャープなので、他のシャープ端末と同様、音量キーでマナーモードのオン/オフが可能だ。
INFOBAR A01では端末単体でスクリーンショットを撮影できる。iPhoneと同じく、ホームキーと電源キーを同時に押すとスクリーンショットが撮影され、microSDカード内に保存される。この記事で紹介している画面も、この方法で撮影したものだ。
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