デザイン性の高さが人気だったauの「INFOBAR」。初のAndroidモデル「INFOBAR A01」が2011年夏モデルとして登場したが、はやくもこの2月にテンキー搭載モデルの「INFOBAR C01」が発売された。今回は、INFOBAR A01とINFOBAR C01の違いをチェックする。
INFOBAR A01とINFOBAR C01の違いは、なんといってもテンキーの存在だ。A01は、本体下部にメニュー/ホーム/バックキーが並び、左側面に電源ボタン、ボリュームボタンが並ぶデザインだった。
C01の場合、本体下部にはテンキーが並び、[*]と[#]を含む12のボタンが配置された。メニュー/ホーム/バックキーは液晶のすぐ下に、センサー式のタッチキーとして用意されている。左側面の電源ボタン、ボリュームボタンは変わらない。細かいところだが、A01の液晶下部のベゼル部分にあった「iida」のブランドロゴがなくなり、同じ場所にメニュー/ホーム/バックの3つのタッチキーが配置されている。
テンキーに加えて、ボディの幅が細くなったのも大きな違い。A01の横幅は約63ミリ、C01は約52ミリで、ほぼ1センチ短くなった形。逆に高さは118ミリから130ミリと長くなっているため、より細長くなっている。液晶サイズは3.7インチから3.2インチに小型化。解像度は960×540ピクセルから800×480ピクセルになった。
テンキーのデザインは、A01のデザインを踏襲し、タイル状のボタンでやや横長。どちらかというとフィーチャーフォン時代の初代INFOBARに近いデザインだが、液晶部分はタッチ操作に対応し、画面サイズが大きいため、本体に占めるキーの割合は小さくなっている。
画面が小さく細くなったわりに、解像度は高いので、文字などの大きさは小さくなっている。画面自体は見やすいが、細かくなった文字は注意が必要だ。
その反面、細くなったので画面のすみずみまでタッチしやすくなった。女性の手でも、画面の右下から左上、左下から右上へと、親指を動かして操作するのは比較的楽だろう。
外観上の大きな変更点の1つが、ストラップホールが新設された点だ。従来のA01はサイズ的に余裕があるのに、ストラップホールがなかった。一方、コンパクトになったC01にはストラップホールが追加されており、要望が大きかったことがうかがえる。
ストラップの付け方は少し独特で、背面カバーを外し、カバーの穴からストラップを通して、内部の爪にストラップを引っかける――というもの。取り付け方が通常のケータイとは少し違い、時間がかかる。
場所は背面の右上、カメラの横にあり、首からぶら下げると斜めに傾いてしまう位置だが、電話をするときに手に引っかけて持つ分にはちょうどいい位置かもしれない。いずれにしてもストラップホールが欲しかった人にはポイントが高いだろう。
次回の「INFOBAR C01」の“ここ”が知りたいでは、A01とC01のスペックの違いや、プリセットアプリの違いなどを比較する。
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