日本通信は3月27日、NTTドコモのLTEサービスを利用できるSIM製品の「カメレオンSIM」と、LTEに対応するモバイルWi-Fiルーター「b-Mobile4G WiFi2」を発表した。3月31日から発売する。
日本通信は3月15日にドコモのLTE網とレイヤー2接続しており、これまでのPHS/3Gに続き、LTEでもMVNOサービスを開始する。カメレオンSIMは、LTE(Xi)エリアでは下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsのデータ通信が可能で、それ以外のエリアでも下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbpsの3G通信が行える。対応端末はドコモのXi/FOMA端末と、SIMロックフリーで800MHz/2.1GHz帯をサポートするW-CDMA/HSPA/LTE対応端末。SIMロックフリー端末の場合は、技適マークが確認できるものに限られる。
SIMは標準サイズとマイクロサイズの2種類で、使い始めるには5800円のSIMパッケージが必要。これには初期手数料(3150円)と21日間の定額料金が含まれており、それ以降は「高速定額」プランとして5400円をチャージすると、引き続き30日間LTEが使い続けられる。なお、開通から31日以内にプランを更新しないとSIMは利用できなくなる。
継続用の通信プランはLTEだけでなく、3G回線を300Kbps制限で使う「U300定額」(30日間2480円)や、3Gで1Gバイト分まで通信できる「1GBフェア」(120日間で8800円)も用意。プランごとの契約期間が過ぎたら、自分の使い方にあった料金プランに切り替えて使うことができる。データ通信サービスのため音声通話やMNPの利用はできない。また最低利用期間も設定していない。
b-Mobile4G WiFi2は、55.3(幅)×99(高さ)×11.2(厚さ)ミリ、バッテリー込みの重さが97グラムと、LTE対応では最小・最軽量(同社調べ)のモバイルWi-Fiルーター。LTEのほか3G(W-CDMA)の通信も行える。連続通信時間はLTEの場合約5時間、3Gでは約6.5時間、通信しないスリープ時の連続待受時間は約150時間。無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応し、Wi-Fi機器は最大10台まで接続できる。またWPSも利用可能だ。価格は3万2800円。ボディカラーはホワイト1色だが、夏以降にカラーバリエーションの発売を予定している。
機種名 | b-Mobile4G WiFi2 |
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サイズ | 約55.3(幅)×99(高さ)×11.2(厚さ)ミリ |
重さ | 約97グラム(バッテリー込み内蔵) |
連続通信時間 | LTE:約5時間、3G:約6.5時間 |
連続待機時間 | 約150時間 |
対応ネットワーク | LTE/HSPA/W-CDMA(800MHz/2100MHz) |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n準拠、WPS対応 |
同時接続可能台数 | 10台 |
インタフェース | Micro USB |
外部メモリ | ― |
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