スマホのカメラではトップクラス――“シンプルで高性能”な「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2013年07月01日 17時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

操作はシンプルなれど「おまかせオート」は優秀

 と性能の話ばかり垂れてもしょうがないので、いろんなシチュエーションで撮りながら画質チェックするべし。

 カメラ画面はメチャシンプルである。画面の下(縦位置の場合)には撮影ボタンと静止画と動画の切り替えボタンがあるだけで、上には撮影モードとライトのオンオフがあるだけ。

 撮影は画面のボタンをタップしてもいいし、サイドの音量キーを押してもいいし、声で指示してもいい。音声で撮影できるのはAQUOS PHONEの面白さのひとつだ。自分撮り時や手ブレを防ぎたいとき、その他もろもろ、声で撮った方が便利なケースってあるのだ。

 ではまず「おまかせオート」で撮ってみる。というか、おまかせオートで撮れば、たいてい問題はない。

 まずはいつものぞうさんとあずまや。

photophoto 黄色い象の滑り台(写真=左)。緑の中のあずまや(写真=右)

 象の滑り台は実にいい写り。明るさも発色も、かりっとした快晴ではなく雲の隙間から太陽が顔を出したという天候なんだが、文句ない。あずまやの方は緑な木々の明るさ(というか暗さ)にちょっと引っ張られて全体に白っぽくなってしまったが、まあしょうがないところか。

 iPhoneなどのように画面をタップしても、そこにピントと明るさの両方を合わせようとしてくれるので、それを使って対処することもできる。

photo バラの花をタップして撮影。そうすると背景の暗さに引っ張られることなく撮れる

 松の枝のような細かいところをけっこうしっかり描写してくれるのもいい。

photo 松の木を狙ってみた。

 明暗差が大きくて、暗部がつぶれちゃいそうな時はHDRをオンにして撮ることで対応できる。HDRをオンにするには、左上の「>」をタップしてメニューを表示させ、設定から選ぶ。

photophoto HDRオフで撮影。雲の一番明るいところが白飛びしてるし、お寺の門のあたりがかなり暗くつぶれてる(写真=左)。HDRオンで撮影。雲は白いところは滑らかだし、暗部もちょっと明るく撮れた(写真=右)

 HDRの効果がよく分かるようセッティングして撮り比べてみたので、こちらもどうぞ。

photophoto 左がHDRオフ、右がHDRオン

 シャドウ部とハイライト部にかなり違いが出てるのが分かるかと思う。

 続いて人物。「おまかせオート」と「人物モード」の両方で撮ってみたが、「おまかせオート」でも顔検出でちゃんと人物モードになるので「おまかせオート」のままで問題なし。

photophoto 明るめの室内で顔検出をして人物モードに。広角系なので背景も広く入れられる(写真=左)。もうちょっと暗い場所で。暗い場所ではもうちょっとISO感度を上げてもいいのに、とは思う(写真=右)

 笑顔検出モードや振り向き撮影(顔を検出した途端に自動的に撮影してくれる機能)もある。面白いのが「人物・ペット認識」機能でもあるということ。猫の顔もちゃんと認識してくれた。

photophoto 猫の顔を検出した瞬間(写真=左)。ペットだと認識したらISO感度を上げてシャッタースピードを確保した方がいいと思う。ちょっと被写体ブレ(写真=右)
photo お墓で眠るハチワレ猫。片手でSH-06Eをぶら下げるように持ち、猫を起こさないようそーっとスマホを下に降ろして撮影してみた。

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