スマホのカメラではトップクラス――“シンプルで高性能”な「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2013年07月01日 17時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 ドコモのツートップからは漏れたけど、いやむしろこっちの方がエースだろうという人もいるくらいで、じゃあツートップをあやつるドコモのトップ下というのはどうかと思ったり思わなかったりするシャープの「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」である。

 ここでするのはもちろんカメラの話。AQUOS PHONEは以前からカメラ性能に力を入れていて、いちはやく料理自動検出機能を取り入れるなどなかなか意欲的なのである。今回のSH-06Eも、これでもかというくらいカメラの性能を上げ、なおかつシンプルな操作を実現した。

photophoto シャープ製の「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」(写真=左)。側面にある音量調節キー(上下どちらでも)は、カメラモード時はシャッターとしても使える。上下どちらでもOK(写真=右)
photophoto カメラ画面。見ての通り非常にシンプルで、基本機能しか表示されてない(写真=左)。左上にある「>」をタップすると設定と、カメラ切り替えのメニューが現れる(写真=右)
photophoto 設定をタップするとメニューがずらり。シャッターモードでは、笑顔シャッターや振り向きシャッターなどを選べる(写真=左)。顔検出は個人/ペット検出としてまとめられており、登録した人の検出やペット優先の検出もしてくれる(写真=右)
photophoto 右上の撮影モードをタップすると、このように各種撮影モード(特殊撮影系もここに含まれる)が表れる
photophoto 手ブレ補正は光学のみか、光学+電子を選べる。光学+電子にしちゃってよいかと思う(写真=左)。音声での操作をオンにしておくと、音声で操作可能。普通に端末に話しかければよい。メニューを介さずに設定を変えられるし、音声シャッターなら手ブレもしにくいので、なかなか使える(写真=右)

F1.9のレンズと手ブレ補正の実力は?

photo F1.9で30mm相当のレンズ。スマホでは最も明るいクラスのレンズだ

 1310万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用したSH-06E。でも本当のウリは画素数じゃない。ほかのどのスマホもまだ実現してない2つの高性能を搭載してきたこと。

 ひとつはF1.9という明るいレンズ。

 えっと、レンズが明るければ明るいほど、光が少なくても撮れる。具体的にいえばレンズが明るいと、その分シャッタースピードを上げられる、あるいはISO感度を上げなくて済む。ついでに、明るければ明るいほど背景がボケやすくなる。そういうメリットがある。

 現行モデルでいうと、AppleのiPhone 5やソニーモバイルのXperiaがF2.4、HTC J OneがF2.0なので、F1.9はそれよりやや明るい。数字が小さい方が優秀、と思えばよし。

 この差がどのくらいか……カメラ専門用語の世界になるのでアレだけれども、レンズが「1段」明るいとシャッタースピードを半分にできる(つまり30分の1秒でしか撮れなかった場所で1/60秒で撮れる)、あるいはISO感度を半分にできる。

 レンズの明るさ(絞り)の場合、約√2で1段分となる。なぜかというと、レンズは円形で、その面積はπr^2だから、その逆数で√2という計算なわけで、まあそんな感じ。SH-06EがF1.9で、iPhone 5やXperiaがF2.4。超大雑把にいうと、2分の1段くらいだから、1.5倍くらい明るい感じ。そうメチャクチャ明るいわけじゃないけど、スマホとしては驚異的だ。

 もうひとつのウリは手ブレ補正。電子式手ブレ補正を搭載する機種は多いが、AQUOS PHONEは唯一「光学式手ブレ補正」を搭載している。

 実際に試してみる。シャッタースピードが10分の1秒という暗い場所で片手撮りしてみたところ、手ブレ補正オフの時は5枚ともアウト。一見きれいに撮れてても拡大してチェックすると微妙にブレてた。光学式手ブレ補正をオンにすると、5枚中2枚がピタッと止まってた。

photophoto 光学式手ブレ補正オフ。一見問題ないけど、よく見ると少しブレている(写真=左)。光学式手ブレ補正オン。ピタッと止まってくれた(写真=右)

 この差はでかい。レンズがF1.9であることより、光学式手ブレ補正搭載の方がユーザー的には大きなメリットだろう。できれば電子式手ブレ補正もオンにすることを勧める。少し画角は狭くなるが、ISO感度も少し高めにしてくれるので効果は大きい。

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