ドコモ、「CEATEC 2013」に未発表の冬春モデルを出展 “5G”通信の体験も“ドコモグラス”も進化

» 2013年09月17日 15時03分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモは、10月1日に開幕するIT・エレクトロニクス技術の総合展示会「CEATEC JAPAN 2013」の展示内容を発表した。

 ドコモブースは、新たな企業ビジョン「スマートライフのパートナーへ」の実現に向け、「R&D」「新領域」「New Models」という3つのコーナーで構成。多様なサービスや先進的な技術を、体験型のデモンストレーションやステージなどを通してわかりやすく紹介。未発表の冬春モデルの先行展示や、LTE-Advancedの次世代規格である5G通信のデモなどを行なう。

 CEATEC JAPAN 2013は、10月1日から5日まで千葉県・美浜区の幕張メッセで開催。ドコモブースの位置はホール4ブース番号4F08。ブースでの展示のほか、同社代表取締役副社長の岩崎文夫が、10月3日の13時から「スマートライフのパートナーへ 〜新たな価値創造への取り組み〜」と題したキーノートスピーチを行なう。講演会場は国際会議場2階 コンベンションホールB。

 同社ブースでの主な出展内容は以下の通り。

  1. 「R&D」コーナー
    • インテリジェントグラス:将来のウェアラブル端末の実現に向けた研究の一環を、5つの利用シーンに応じた使い方を体験しながら紹介する。
      • 「手ぶらでムービー」:スマートフォンの画面をインテリジェントグラスに表示させ、ハンズフリーで長時間の動画コンテンツを閲覧する。
      • 「見るだけインフォ(顔認識)」:顔認識技術を利用し、端末を通じて見た相手の情報をメガネのディスプレイに表示させる。
      • 「見るだけインフォ(文字認識)」:文字認識技術により、端末を通してみた外国語のメニューや看板を日本語に翻訳して表示する。また、業務用の一例として、宅配伝票の文字を認識して自動で料金計算された結果を表示できる。
      • 「なんでもインターフェース」:身のまわりにあるものをディスプレイやキーボードとして利用し、コンテンツ閲覧や入力操作ができる。
      • 「空間インターフェース」:端末を通して見ている視界に表示される仮想のアイコンやキャラクター等を、あたかも現実の物体を動かすような感覚で操作する。
    • 次世代移動通信(5G):LTE-Advancedの次のネットワークとしてドコモが取り組んでいる次世代移動通信(5G)を紹介する。シミュレーターを用いて、高速・大容量・低遅延を実現する5Gの世界を体験できる。
  2. 「新領域」コーナー
    • モバイル空間統計:基地局エリア内の携帯電話の位置情報から作成するモバイル空間統計について、個人が特定できないよう加工し統計化する仕組みなどを詳細なプレゼンテーションで説明。統計情報を利用したまちづくりの体験型デモンストレーションも行なう。
  3. 「New Models」コーナー
    • スマートフォン新機種:今後発表予定の2013‐2014冬春モデルの一部を先行で展示。一部機種は、手に取って体験できる。
photo ドコモの「CEATEC JAPAN 2012」スペシャルサイト

 さらに、からだの記録と健康管理のためのポータルサイト「わたしムーヴ」に代表されるヘルスケア関連、O2Oサービスの「ショッぷらっと」、スマホを使ったカーナビサービス「ドコモ ドライブネット」、通信機能やGPS機能、遠隔制御機能を搭載した自転車を貸し出す「次世代サイクルシェアリングシステム」、「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」「NOTTV」といったメディアコンテンツ、有機低農薬野菜や無添加食品などを販売する「らでぃっしゅぼーや」、南三陸町の森林資源である間伐材で作られたグッズの販売を通じて復興支援と自然環境保護を進める「Smart Action for Forest」、そして携帯電話の回収・リサイクルについての展示も行なう。

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