電車は、ほとんどの人が通勤・通学で欠かさず利用している交通機関だろう。そんな毎日の移動手段の利用をより便利にするのが「Yahoo!乗換案内」だ。無料ながら多機能で、かゆいところに手が届く仕様になっている。主な特徴として、「音声入力」「通過駅の確認」「降車アラーム設定」「乗換用車両表示」「徒歩速度の設定」「バス停検索」などが挙げられる。
音声入力は、検索画面の左下にある「マイク」アイコンをタップすると利用でき、出発駅と到着駅を言うだけで検索が可能だ。「通過駅の確認」は、検索結果画面に表示される通過駅を確認できるというもの。鎌倉から新橋に行くまでの「10駅」というアイコンをタップすると、通過駅が表示される。初めて乗る路線で、今自分がどの駅にいるのか分からないときなどに重宝するだろう。
降車アラーム設定は、検索結果画面の右上に出てくる「ベル」アイコンをタップすると利用できるもので、降車前にアラームで通知してくれる機能だ。乗換用車両表示は、乗り換え時にアクセスしやすい車両を教えてくれる。
徒歩速度の設定は、「急げばもう1本早い電車に乗れるかも」「もう1本遅い電車でも間に合うかな」という状況に応じて設定すると便利だ。歩く速さは4段階で選べる。電車だけでなくバス停の検索もできるので、その場に応じて交通機関を使い分けるといいだろう。
「駅探 乗換案内」は、始発や終電の検索や、出発地と目的地の入れ替えをワンタップでできるなど、直感的な使い勝手を重視したスマホアプリだ。駅名を入力する際に「近くの駅/場所」をタップすると、位置情報を使って近くの駅の一覧を表示してくれる。検索結果の画面では、何番ホームに乗るとよいかも併せて教えてくれる。
注目したいのが、検索結果の画面下右から2番目にある「リポート」アイコン。これをタップすると、Twitterでユーザーがつぶやいたリアルタイムな運行状況や混雑状況をチェックできる。検索結果で端末を振ると、駅名がパラパラと落ちて入力内容を修正できる演出も面白い。
有料の「プレミアム機能」は、月額300円(税込み)の定期購読や、一定期間ごとの課金で利用できる。プレミアム機能には、より便利に乗り換えができる情報を教えてくれる「おまかせアドバイス」、よく使う駅や路線、ルートを保存できる「マイデータ」、手持ちの定期券を考慮した乗換案内を通知する「定期券」など、計9つの便利機能がある。
東京に来てまず戸惑うのが、迷宮のように複雑な地下鉄の乗り換えだろう。どの路線が通っているのか、出口や乗換階段がどこにあるのかなど、分かりにくいことが多い。そんな東京の地下鉄に関する悩みを解消してくれるのが、「メトロタッチ」だ。
トップ画面で表示される地下鉄路線図は、東京メトロ9路線179駅、都営地下鉄4路線106駅を網羅しており、拡大・縮小操作をしながら目当ての駅を探すことができる。駅はリストから探すことも可能で、特定の駅を選ぶとどの路線が通っているかが一目で分かる。一度検索した駅は自動的に「履歴」に保存されるので、よく使う駅がある場合に便利だ。
「乗り換え便利車両表示画面」では、乗り換え路線、出口、駅施設、トイレ、階段、エレベーターなどにアクセスしやすい車両が分かるようになっている。駅周辺の地図を表示する「MAP」や、同じく駅周辺の特定の飲食店を探せる「AREA INFO」など、機能も充実している。
「電車に乗る前にちょっと寄り道したいところが……でも、間に合うかな?」というときに便利なAndroid向けアプリ「あと何分?」。駅名と路線を登録すると、直近10本の電車の時刻を表示し、「あと○分」と教えてくれるので、時間を調整したいときに重宝する。トイレに行きたいときや、カフェで一服したいときなど、目的の電車に乗れるかどうか知りたいときに活用してみよう。
設定は、出発駅、路線、行き先を指定するだけ。右上の「曜日選択」をタップすると、平日、土曜日、日曜・祝日をワンタップで切り替えられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.