大きなディスプレイを生かしたUI(ユーザーインタフェース)も充実している。G Flexは「Qスライド」を用意しており、動画、ブラウザ、電話、カレンダー、Eメールなど8つのアプリを、表示中の画面上に表示できる。Qスライドアプリは自由にサイズを調整でき、バーをスライドさせると透過表示になる。透過表示にすると、Qスライドアプリに触れても反応しなくなるので、一時的に表示させたいときに便利だ。
Qスライドで一度に表示できるアプリは2つまで。また、TwitterやFacebookなどはQスライドに対応していないので、もう少し対応アプリが増えるとうれしい。あまり大きくは訴求されていないが、G Flexでは2つのアプリを同時に表示する「デュアルウィンドウ」も利用できる。対応アプリはQスライドと同じもの+YouTube、マップ、Chrome、Gmail、ハングアウトなどで、後述するGALAXY Note 3の「マルチウィンドウ」ほどは多くない。
GALAXY Note 3も「マルチウィンドウ」に対応しており、画面左端のトレイから対応アプリを呼び出せる。対応アプリはなかなか充実しておりLINE、Twitter、Facebookなども含まれるので、上にTwitter、下にFacebookを表示させたりもできる。また、ギャラリーの写真をドラッグしてLINEに添付するなど、アプリによっては上下の画面を連動させる使い方も可能。「ブラウザ」「ChatOn」など、1つのアプリを2画面に表示できるアプリもある。例えばブラウザの場合、異なるサイトを上下の画面に表示できる。
マルチウィンドウ対応アプリはGoogle Playに配信されており、プリイン以外のアプリを追加できるのもうれしい点だ。
Xperia Z Ultraでは、従来のXperiaシリーズでもおなじみの「スモールアプリ」を利用できる。タイマー、ノート、ブラウザ、電卓などプリセットされているものに加え、Google Playから追加でスモールアプリをインストールしたり、ウィジェットをスモールアプリとして使ったりもできる。Xperia Z Ultraのディスプレイは6.4インチと大きいので、電卓、レコーダー、ブラウザ3つを表示させても余裕がある。各スモールアプリのサイズも調整可能だ。確認した限り、1画面に設定できるスモールアプリの数に制限はないようだ。
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