スマホでの文字入力を使いこなそう―――GALAXY／Xperiaシリーズ編：今日から始めるAndroid（2/2 ページ）

[今西絢美，ITmedia]

コピー＆ペーストを使いこなそう

　Webページやメールの文章を引用して入力したいときは、コピー＆ペースト機能を活用するといい。文章をコピーするには、コピーしたい箇所をダブルタップし、画面上に表示された左右のカーソルを移動する。範囲を選択しおえたら「コピー」（機種によってはアイコンのみの場合がある）をタップしよう。これでコピーが完了した。

　コピーした文章を貼り付けるには、貼り付けたい箇所をタップして、「貼り付け」と表示された吹き出しをタップする。

コピーしたい箇所をダブルタップし、左右のカーソルを移動する。画面右上に表示されたコピーのアイコンをタップしよう（写真＝左）。ペーストしたい箇所をタップして「貼り付け」を選ぶ（写真＝右）

　GALAXY Jの場合は、「クリップボード」機能があり、直前にコピーしたもの以外もペーストできる。クリップボードを参照するには、キーボード左上のマイクのキーボードを長押しし、左から3番目のクリップボードアイコンをタップ。これまでにコピーした内容が画面下部に表示されるので、ここからペーストしたい内容を選択する。

直前にコピーしたデータ以外も記憶されるので、複数の箇所をコピー＆ペーストする際に、何度もコピー元の画面に戻る必要がない

音声入力や手書き入力はスマホならでは

　最新のAndroidスマホは音声入力や手書き入力に対応している。音声入力を行うには、キーボード左上のマイクのアイコンをタップしよう。スマホに話しかけた内容がそのままテキスト化されるので、短文メールを作成したいときなどに便利な機能だ。

Android 4.0以上の端末は音声入力に対応

　読み方が分からない漢字を入力したいときは手書き入力を活用しよう。スマホの画面上に書いた文字を素早く認識してテキストにしてくれる。また、入力するよりも書いたほうが早いと感じる短文の入力にも使える。

GALAXY Jでは、マイクのアイコンを長押しして「T」のアイコンをタップすると、手書き入力に切り替わる（写真＝左）。Xperia Z1では、「手書き漢字入力」を選択すると、入力モードを切り替えることなく手書きで入力できる。画面の右端まで文字を書くと、手書きエリアが自動的に左へスクロールする（写真＝右）

キーボードのサイズを変更して片手操作を快適に

　いずれの端末もキーボードのサイズを変更したり、キーボードを左右に移動したりできる。大画面のスマホは片手での文字入力がしにくいので、片手での操作性を高めたい人はこの機能を活用しよう。

　GALAXY Jの場合は、キーボード左上のマイクアイコンを長押しし、設定アイコンをタップ。「表示／操作補助」を選択し、「片手操作」にチェックをつけよう。また、「キーサイズ」ではキーボードのサイズを変更することも可能だ。

設定メニューの「表示／操作補助」で「片手操作」にチェックをつける（写真＝左）。左右のいずれかにキーが集められる。位置を変更するには左三角アイコンをタップする

　また、設定アイコンではなくキーボードのアイコンをタップすると、キーボードの位置を自由に移動することもできる。自分の手の大きさに合わせて、指が届きやすい場所に調整するといいだろう。

キーを小さく表示し、好きな場所に移動して使える。移動するにはキーの上部に表示されたツマミを動かす

　Xperia Z1の場合は、「あA」のアイコンを長押しし、サイズ調整キーをタップしよう。タップすると「キーボードサイズ調整」という画面が表示されるので、「カスタム」をタップする。デフォルトでは画面の右端にキーが縮小表示される。場所やサイズを調整するには、キーボードサイズ調整の画面で「サイズ調整」をタップして調整しよう。

「あA」を長押しし、「カスタム」をタップ。サイズを調整するには「サイズ調整」をタップする（写真＝左）。縦横比を自由に変更可能だ（写真＝右）

独自機能を活用するとさらに便利

　より自分らしくスマホをカスタマイズしたいなら、キーボードのデザインを変更してみよう。Xperia Z1はキーボードのデザインを変更できる仕様になっており、「あA」のアイコンを長押しして設定アイコン→「キセカエキーボード選択」の順に進むと、キーボードのデザインを選べる。「webから取得」をタップすれば、ソニーモバイルのサイトから別のデザインのキーボードに変更するためのアプリを見つけられる。

「あA」を長押しし、設定アイコンをタップ。「キセカエキーボード選択」から、設定したいキーボードを選ぶ（写真＝左）。ソニーモバイルのHP上では、POBox Touchのキセカエキーボードを紹介。Playストアのリンクに移動し、アプリをインストールする（写真＝右）

　少し高度なテクニックとして、「マッシュルーム」と呼ばれる拡張機能を追加するのも1つの手。機能拡張のためのアプリを導入していれば、定型文や連絡先の引用、WebページのテキストやURLのコピー＆ペーストをスピーディーに行える。拡張機能アプリはPlayストア上で配信されており、「マッシュルームパック」（無料）や「パスワード管理ソフト」（無料）などがある。一度「マッシュルーム」というキーワードで検索してみるといいだろう。

設定で「マッシュルーム」もしくは「プラグイン」を有効にする。画面はGALAXY Jのもの（写真＝左）。Playストアで「マッシュルーム」と検索すると、さまざまなアプリが表示される。自分のスマホの日本語システムに対応したものを使おう（写真＝右）