スマホ黎明期には見かけることが多かった「2台持ち」。理論的にはおトク、というのもよく聞く話だが、よほどのメリットがないと、管理などが正直面倒くさそう…。そこで、実際に携帯電話を2台以上持っている223人にアンケート調査を実施(調査期間:2014年3月14日、協力:ファスト・アスク)。2台持ちのメリットとデメリットを聞いてみた。
残念ながら、「特にない」との回答が半数近くにのぼったものの、残りの半数はメリットを実感している模様。挙げられた意見を見ると、2位のバッテリー面では、「片方のバッテリーがなくなっても対処できる」「電池の持ちがいい」など、3位の料金面は「月額料金が安く抑えられた」「通話代が安い」などの声が寄せられた。また、使い分けに関するコメントも多く、「仕事関係の人にプライベートな番号を教えなくて済む」など公私での使い分けに加え、「ネットで調べ物をしながら通話やメールチェックができる」など通話中の利便性に対する意見も多数見られた。
2台持ちをすることで、確かに、コストを抑えられたり、バッテリー切れのストレスから解放されたりする人がいるようだ。
では、デメリットとして挙げられた意見はどうだろう?
「特にない」と答えた人が最も多かったのはメリットと変わりがなく1位であるものの、2位の持ち運びに関しては、「取り出すのが面倒」「持ち運びが不便」という声が。3位の料金面では、「ランニングコストが高い」との声が聞こえてきた。また、バッテリー面では「バッテリー管理が面倒」「充電器が別になるので邪魔」など、4.0%が不満を漏らしている。さらに使い分けについては、こちらも少数意見ながら「相手にどちらの携帯の連絡先を教えたかわからなくなる」「メールを送り間違える」と言った声もちらほら。
今回の調査で判明したのは、2台持ちをしていても日常的にはメリットもデメリットも感じないという人が多かったということ。とはいえ、「故障のとき助かった」「男性関係がばれなかった」「安心感が得られる」など、2台持ちをしていたおかげで、ピンチを乗り越えられた人もいたようだ。2台持ちのメリットは、万が一の時の備え。うまく使い分ける自信がある人はありかも?
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