ドコモのカケホーダイ、「定額」にならないのはどんな場合?

» 2014年04月11日 20時23分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 6月に始まるNTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ」。スマートフォンなら月額2700円(税別、以下同)、フィーチャーフォンでも2200円の定額料金で、ドコモのXi/FOMA同士はもちろん、他社の携帯電話・PHS、一般固定電話、050番号を使うIP電話への通話が定額料金内で利用できる。

photo 「カケホーダイ」には定額の対象外になる通話がある

 また、現在提供されているドコモ同士の定額プラン「Xiカケ・ホーダイ」では従量課金になるテレビ電話(デジタル通信)、留守番電話サービス(1417)、転送電話サービス(1421)、はなして翻訳、災害用伝言ダイヤル(171番)も通話料なしで利用可能だ。

 固定電話や他社携帯電話にも定額で通話できるサービスはこれまでもウィルコムやイー・アクセスが提供しており、ソフトバンクモバイルも4月21日から開始する予定だ。しかし利用できる時間帯や1回あたりの通話時間に制限があった。ドコモのカケホーダイはそうした制限がなく、国内初の“完全”定額をうたっている。とはいえ、以下のような例外があるので念のため覚えておきたい。

  • 海外ローミング中の通話
  • 海外の固定電話や他社携帯電話への通話
  • 104(料金案内)の利用
  • 0180や0570など、他社が料金設定している電話番号(特番)への通話
  • 衛星携帯電話や衛星船舶電話への通話
  • IPセントレックスへの通話

 海外通話について補足すると、同じドコモ同士で相手が海外にいる場合、発信側は定額(追加料金なし)だが、着信側に海外ローミングの着信料が課金される。また相手が海外の固定電話や他社携帯電話の場合、また海外渡航先でのローミング利用には、国や地域ごとの通話料金がかかる。通話ではないが、SMSの送信についても1通3円が発生する。

photo 海外通話で発生する料金の概要

 こうした例外があるとはいえ、無料の通話アプリ並みに思い切り通話ができるカケホーダイ。ただし、通話が連続して長時間におよび、ドコモの設備に影響を与えると判断された場合は、その通話が切断されることもあるという。その点も注意しておこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  6. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年