ツイッターやチャットなどでよく使われる、文字を駆使して様々な意味を持たせる“顔文字”。実はこれ、日本のみならず海外でも使われているのをご存じだろうか。19世紀末には、米国の雑誌で初めて活字の顔文字が使われたという記録が残っており、実に100年以上の歴史があるのだ。欧米型の顔文字は、「感情(emotion)」と「アイコン(icon)」とをつなげた造語「エモーティコン (emoticon)」 と呼ばれており、母国語の表記としてアルファベットを使う国で広く使われている。よく使われる感情表現の顔文字を、日本と海外とで比べてみよう。
日本 (^_^) (*´▽`*) (≧▽≦)
欧米 :-) :)
日本 Σ(°Д°;) (*_*)
欧米 :-o :O
日本 (;_;) (ノд`) (T_T)
欧米 :-( :(
これらを見て分かるのは、欧米では顔を横向きで表現しているという点。また、主に口にあたる部分で感情表現をしているのも特徴的だ。日本が顔を縦で表現し、感情を主に目で表現しているのとは異なる。
さらに、ひらめきを感じさせるユニークな顔文字はいろいろある。以下の絵文字、それぞれが何を意味しているのか考えてみてほしい。
1) C|:-=)
2) 5:-)
3) >:^F
4) :-)(-:
5) %-~
正解は、1)が「チャールズ・チャップリン」。シルクハットとちょびヒゲを表現。2)は「エルビス・プレスリー」。トレードマークのリーゼントを「5」で表すとはナイスアイデア! 3)は「ドラキュラ」。むき出しのキバがポイント。4)は笑顔で向き合う2人、だから「結婚しました」という意味。5)は「パブロ・ピカソ」。彼が描く、芸術的な絵画の顔を表現している。
まだまだ探せば面白いものが見つかりそうな海外の絵文字。今後も、様々な国でユニークなものが生まれていくことを期待したい。
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