iPhoneで写真を撮り、お、これは面白いからTwitter(あるいはFacebook、あるいはLINE)でアップしよう、と思うわけである。まあそう思うから公開するわけだが、アップするその前に、その写真、そのままでいいですか? と。
実際、ちょっと傾いてる写真、ちょっと暗い写真、色がちょっとずれてる写真、そういうのがそのまま上がってると、ああ、10秒でも時間をかければもっと分かりやすくなるのに、と思うことがある。ああもったいない。
そこで写真アプリの登場である。iOS 8の写真アプリはすごく高機能になったから。これを使わないという手はないのだ。
でも機能がしっかりした分、ハードルも少し高くなったかも、というわけで、基礎編をお送りするのである。
まっすぐに撮ったつもりなのに、あとで見たら写真がちょっと傾いてた、というのはよくある話で、特に建物を正面から撮ったりすると微妙な傾きが気になるじゃないですか。人間の水平感覚ってけっこういい加減なもので、撮るときの姿勢がちょっと悪いだけであっという間に1度や2度傾いちゃうもの。
こっそり直しちゃいましょう。
こういうときは「編集」をタップし、トリミングツールを開く。運が良ければ自動的に直してくれる。
運が良ければ、ね。自動補正は便利だけど、たまに明らかに傾いてるのに直してくれないことあるから。
そういうときは手動で。角度が表示されてるホイールを指でずりっと動かしてまっすぐにしてやればいい。目測でやっちゃってかまいません。
ちなみに、横位置で撮ったつもりだったのに、縦位置で記録されてた、ってときもここで。90度回転ボタンを押せば何の問題もなし。
そしてチェックマークをタップすると保存される。
上書き保存されてしまうように見えるが、実は元画像もこっそり残しているので、いつでも「元に戻す」が使える。安心していじってください。
風景写真を撮ったら青空はきれいに出たんだけど、森が暗くてイマイチとか(木々が日陰だとどうしても明暗差が大きすぎてそうなります)、背景の方が明るくて日陰にいたメインの被写体が暗く写ってしまったとか、逆光だったとか、いろんな理由で「一番撮りたかったものが目立たない」ことってあるわけで、もう即座に「調整」ボタンの出番である。
「調整」の「ライト」を使う。
指でずずっとスライドするだけで全体が明るくなったり暗くなったりするのでありがたい。全体のバランスを見ながらけっこうややこしい処理をしてるのである。
同じ写真でも、明るくしたり暗くしたりで大きく印象が変わるのでぜひ試してみるべし。
このように印象がガラっと変わるのが面白い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.