ドコモ、4.5Gbps以上の「5G」通信に成功 東京五輪までの実用化目指すMobile World Congress 2015

» 2015年03月02日 21時32分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモは3月2日、第5世代移動通信技術(5G)による下り4.5Gbps以上のデータ通信実験に成功したと発表した。実験の成果はスペイン・バルセロナで開幕した「Mobile World Congress 2015」の同社ブースで展示される。

photo

 実験は2月17日にEricssonと共同で行われたもので、5Gの性能確認が目的。ドコモR&Dセンタ(神奈川県横須賀市)の屋外にスモールセル環境を再現し、15GHzの高周波数帯域(400MHz帯域幅)と4×4 MIMOの通信多重化技術が使われた。実験では端末に見立てた移動局を時速約10キロメートルで走行させて下り最大4.58Gbpsを計測したほか、半径100メートル以内でも平均2Gbps以上の結果となった。

photo

 6GHz以上の高周波数帯は電波が遠くまで届きにくく、モバイル通信での利用が難しいとされる。ドコモらは5Gの超高速通信を実現するための技術検証を行っており、2014年12月にはさらに高い周波帯であるミリ波を活用した5Gの「ビーム追従機能」をNokia Networksと共同で検証。70GHz帯を用いて下り2Gbps以上のデータ通信に、屋内環境で成功している。

 ドコモは2014年5月にAlcatel Lucent、Ericsson、富士通、日本電気(NEC)、Nokia Networks、Samsung Electronicsら6社と5Gに関する実験協力の合意。さらにミリ波帯の通信性能改善や6GHz未満の周波数帯の活用についての検証を進めるため、2014年12月に三菱電機、2015年2月にファーウェイとの協力について合意しており、現在は合計8社と5Gの実験を推進中だ。今後は2020年7月に開催予定の東京オリンピック・パラリンピックまでに5Gサービスを提供できるよう、研究開発に取り組むとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月12日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  4. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  5. コレがたったの3630円――初代PlayStationを模したケース、セブン-イレブンなどで7月6日発売 (2026年06月11日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  8. 動画配信「ABEMA」の障害復旧 約4時間17分にわたり視聴できず SNSに悲鳴【訂正】 (2026年06月10日)
  9. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  10. 【ワークマン】3900円の「コーデュラ ネストリュック」 取っ手のあるインナーバッグ付き (2026年06月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー