さて、ここからは人物作例シリーズ。最初はメインカメラを使って撮影した。どの機種も「顔認識」機能を持っているため、AFはそれを使っている。結構色がきれいに出やすい環境で撮っているのだが、肌の色はカメラによって差が出るのが面白いところ。
まずは、駒沢オリンピック公園で青空を背景に横位置のポートレートを。
見事に肌色に差が出ている。顔検出をしたのなら、ある程度顔が明るく肌色がきれいに写ってほしいもの。人物がきれいに撮れるかどうかは大事なり。
続いて縦位置でバストアップのポートレートを。
サムネイルを見て「あ、これ顔色がいいな、これは悪いな、なんか肌色が不自然だな」と感じたら、多分それが正解。Xperia Z3の肌色がちょっと気になるところ。
全身を入れようとすると顔が小さすぎて顔検出してくれないことがある。それを踏まえた上で、ほぼ日陰に立っている姿を撮ってみた。果たして日陰でも自然な色が出るか。その目で確かめてみてほしい。
ちょいと厳しい状況でもテスト、ということで窓を背景に逆光写真を撮ってみた。厳しいといってもありがちなシチュエーションである。逆光時は、顔は暗いし背景はくっきりしてるしで、顔検出が難しく背景にピントが合いやすい。そこのところはどうか。iPhone 6 Plusは自動的にHDRがかかった。HDRオンの方が顔が明るく撮れていたので両方を比較してみる。
ARROWS NXは、明らかに顔を検出して明るく撮れるように調整している。このくらいやっちゃってもいいと思う。Xperiaもそういう設計になっていたはずだが、残念ながらをうまく検出してくれなかったのでピントも背景に合ってしまい、こんな結果になってしまった。「逆光チェックはもうちょっと明暗差が少ないシチュエーションでテストした方が良かったかも」とあとで思ったけど、遅かったのであった。
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