UQが下り最大220Mbpsのサービス開始/ドコモは下り最大225Mbpsに高速化ルータープリンスの「5分で知る最近のモバイル通信&ルータ事情」(1/2 ページ)

» 2015年03月16日 16時00分 公開
[島田純ITmedia]

UQコミュニケーションズ、2つの方式で下り最大220Mbpsを提供開始

 UQコミュニケーションズが、キャリアアグリゲーション(CA)と4×4 MIMOの2つの方式により、下り最大220Mbps対応のサービスを開始した。CAによる下り最大220Mbpsのサービスには、1月30日より発売されている「W01」が対応する。同機種は3月末にソフトウェアアップデートが予定されており、これを適用することで対応エリア内で下り最大220Mbpsのサービスが利用できる。

 CA対応エリアは、先行エリアとして選ばれた栃木県真岡市から順次全国へと拡大される。UQコミュニケーションズでは、3月末時点のCA対応予定エリアを公表したが、この中に東京/大阪/名古屋などの大都市は含まれていない。

photo キャリアアグリゲーション対応エリアは順次拡大
photo 3月末のキャリアアグリゲーション対応予定エリア

 CA対応エリアは、既存のWiMAXの周波数帯をWiMAX 2+に切り替えて利用するため、既存のWiMAXサービスは下り通信速度が最大で40Mbpsから13.3Mbpsに低速化する。このため、WiMAXユーザーが多い主要都市については、CA対応が他のエリアと比べて遅れる見込みだ。

 一方、全国エリアで下り最大220Mbpsに対応する「Seeed Wi-Fi WX01」(以下、WX01)が3月5日に発売された。発売時期はW01より1カ月以上遅れたが、WX01はソフトウェアアップデートやWiMAX 2+の周波数帯拡張をせずとも、現状のWiMAX 2+エリアで下り最大220Mbpsの速度が得られる。

photo 全国のWiMAX 2+エリアで下り最大220Mbpsに対応する「WX01」

 具体的な対応エリアについては明らかにされていないものの、UQコミュニケーションズでは基地局側の4×4 MIMO対応については「全国エリアで基地局側の対応は完了」しているとしているため、W01に先駆けてWX01では「全国エリアで下り最大220Mbps」が利用可能となっている。

 加えて、WX01の対応する4×4 MIMOによる通信速度高速化の効果は、建物などが密集したエリアで通信速度が高速化されやすく、利用者密集などによる通信の集中などを条件を除いて考えれば、都市部の方が通信速度高速化の恩恵が大きくなることが、UQコミュニケーションズが開催した電測バスツアーで明らかにされている。

 都心部でのCA対応が遅れる見込みであることや、4×4 MIMOによる高速化の効果は都市部の方がより高くなることから、CA対応するまでの間、都心部ではWX01がW01よりも高速な通信速度が得られるのではと推測される。

WiMAX 2+の屋外基地局が2万局突破、地下鉄エリアも拡大

 WiMAX 2+で下り最大220Mbps対応サービスを提供開始したUQコミュニケーションズは、WiMAX 2+が利用可能な屋外エリアを「3月末までにWiMAXと同等エリアに拡大予定」としており、2月19日にはWiMAX 2+の屋外基地局が2万局を突破したことを発表した。

 UQコミュニケーションズが発表した屋外基地局建設数の推移を見ると、WiMAX 2+の屋外基地局数が2014年3月時点では5000局、2014年9月時点で1万局、そして3月末の2万局と、一気に増加していることがわかる。

photo UQコミュニケーションズの屋外基地局数

 屋外エリアに加えて、UQコミュニケーションズでは全国各都市での地下鉄についてもWiMAX 2+エリア化を進めている。2月中旬から3月上旬までの間に、福岡市地下鉄、仙台市地下鉄、つくばエクスプレスなどの路線でWiMAX 2+エリア整備が完了したことが発表されており、地下部でもWiMAX 2+が利用可能な路線が徐々に拡大している。

 WiMAXに非対応のW01が発売されたこと、またWiMAXの通信速度が下り最大40Mbpsから13.3Mbpsとなるエリアが増えることを考えると、地下部でのWiMAX 2+エリア化は急務と言える。

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