ソニーモバイル、心拍センサーを内蔵した「SmartBand 2」を発表： iOSにも対応

[田中聡，ITmedia]

　ソニーモバイルコミュニケーションズが8月20日、リストバンド型のウェアラブル端末「SmartBand 2（SWR12）」を発表。2015年から欧州を中心とした約60カ国で販売する。価格は119ユーロ（約1万6500円）。日本での発売は未定。

「SmartBand 2（SWR12）」

　SmartBand 2は、SmartBandの第2世代モデルで、スマホと連携してさまざま情報を蓄積、通知してくれる。バンドから着脱できる「コア」には、加速度センサーに加えて新たに心拍センサーを内蔵。脈拍と心拍を測定することで、毎日の健康状態や興奮度、ストレスレベルなどを計測できる。

　もちろん歩数や消費カロリーなどの活動量も測定でき、計測したデータは「Lifelog」アプリから確認できる。SmartBand 2を装着したたまま眠りにつくと、睡眠を自動で検知し、最も良いタイミングでバイブレーションが作動して起こしてくれる。

　連携したスマートフォンに届いた着信やEメール、SNSの通知などを、バンド側にもバイブレーションやLEDで通知してくれる。バンドをタップすることで、スマホやタブレットで再生している音楽の再生、一時停止、スキップなどの操作も行える。

　リストバンドのカラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、ピンク、インディゴの4色。IP68の防じん／防水性能を備えているほか、充電用のUSBポートはキャップなしとなった。連携できるスマートフォンはAndroid 4.4以上とiOS 8.2以上。ソニーモバイルのウェアラブル製品としては、初めてiOSをサポートした。バッテリーは通常モードで2日、スタミナモードで5日持続する。

シリコンラバーのバンドをメタルクリップで装着させる

主な仕様

製品名	SmartBand 2（SWR12）
サイズ	コア：15.3（幅）×40.7（高さ）×9.5（奥行き）ミリ リストバンド：250ミリ
重量	コア：6グラム リストバンド：25グラム
ディスプレイ	なし
連続使用時間	ノーマルモード：2日 スタミナモード：5日
充電時間	1時間15分
内蔵メモリ	ストレージ：256Kバイト メインメモリ：32Kバイト
センサー	加速度センサー、心拍センサー
防水／防じん	IPX8／IP6X