Lenovoがスマホ3機種を発表――5000mAhバッテリーの「VIBE P1」、インカメラ×2の「VIBE S1」など

» 2015年09月03日 04時01分 公開
[田中聡ITmedia]

 Lenovoが9月2日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2015」に先立ち、スマートフォンの新機種を発表した。

 「VIBE P1」は、5.5型のフルHD(1080×1920ピクセル)液晶を搭載したハイエンドなスマートフォン。カラーはPlatinum、Graphite Grey、Goldの3色(Goldは中国でのみ展開)。OSはAndroid 5.1。背面カバーはアルミで作られているほか、ディスプレイにはCorning Gorilla Glass 3を採用した。

photo 「VIBE P1」

 5000mAhという大容量バッテリーを備えているのが大きな特徴で、Lenovoの調べでは、81時間の連続使用時間を確保している。5分の充電で2.8時間の通話時間を確保できるという急速充電もサポートする。スワイプするだけの簡単操作で省電力設定にできるモードも用意した。プロセッサはQualcommの64ビットの8コア、メインメモリは2Gバイトだ。

 ホームボタンには指紋センサーを備えており、指紋を認証させて簡単に画面ロックを解除できる。メインカメラは像面位相差オートフォーカスやデュアルカラーフラッシュ対応の1300万画素CMOS、インカメラにはセルフィー用途を意識して500万画素CMOSを搭載した。

 「VIBE P1m」は、P1よりもややスペックを抑えたミッドレンジのスマートフォン。5型のHD(720×1280ピクセル)液晶や800万画素カメラ、4000mAhのバッテリーを装備する。本体はナノコーティングを施した防滴仕様となっており、カラーはOnyx BlackとPearl Whiteの2色を用意する。OSはAndroid 5.1、プロセッサはMediaTekの64ビット4コア、メインメモリは2Gバイト。

photo 「VIBE P1m」

 VIBE P1は10月上旬、VIBE P1mは9月中旬の発売を予定している。日本での発売は不明。価格はVIBE P1が279ドル(約3万3500円)、VIBE P1mが159ドル(約1万9000円)。

「VIBE P1」の主な仕様
機種名 VIBE P1
メーカー Lenovo
OS Android 5.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 615/1.5GHzオクタコア
メインメモリ 2Gバイト
ストレージ 32Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト)
ディスプレイ 約5.5型フルHD TFT(IPS方式)
解像度 1080×1920ピクセル
連続通話時間 約2700分(LTE)、約2640分(3G)、約2940分(GSM)
連続待受時間 約720時間(LTE)、約600時間(3G)、約648時間(GSM)
バッテリー容量 5000mAh
メインカメラ 有効約1300万画素CMOS
インカメラ 有効約500万画素CMOS
ボディカラー Platinum、Graphite Grey、Gold
サイズ 約75.6(幅)×152.9(高さ)×9.9(奥行き)ミリ
重量 約189グラム

「VIBE P1m」の主な仕様
機種名 VIBE P1m
メーカー Lenovo
OS Android 5.1
プロセッサ MediaTek MT6735P/1.0GHzクアッドコア
メインメモリ 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト
外部メモリ microSD(最大32Gバイト)
ディスプレイ 約5型HD TFT(IPS方式)
解像度 720×1280ピクセル
連続通話時間 約960分(LTE)、約960分(3G)、約2190分(GSM)
連続待受時間 約492時間(LTE)、約564時間(3G)、約456時間(GSM)
バッテリー容量 4000mAh
メインカメラ 有効約800万画素CMOS
インカメラ 有効約500万画素CMOS
ボディカラー Onyx Black、Pearl White
サイズ 約71.8(幅)×141(高さ)×9.3(奥行き)ミリ
重量 約148グラム

 「VIBE S1」は、2つのインカメラを備えた“セルフィー”強化モデル。800万画素のインカメラでベースとなる写真を撮り、もう一方の200万画素インカメラで被写体の奥行きを検知する。これらのインカメラで撮影した写真は、後からピントを変更したり、ボケを加えたりできる。自分撮りをした顔をカットして、ほかの写真に合成することもできる。また、進化した裏面照射型CMOSセンサーにより、光の少ない場所でも鮮明に自分撮りができるとしている。

photo 「VIBE S1」
photo

 OSはAndroid 5.0、プロセッサはMediaTekの64ビット8コア、メインメモリは3Gバイト、ディスプレイは5型のフルHD(1080×1920ピクセル)とスペックも高い。ユーザーの手になじむよう、背面には曲面ガラスパネルを採用したほか、側面はメタルフレームで構成されている。発売は11月の予定で、日本での発売は未定。価格は299ドル(約3万6000円)。

photo 背面にCorning Gorilla Glass 3対応の曲面ガラスを採用
「VIBE S1」の主な仕様
機種名 VIBE S1
メーカー Lenovo
OS Android 5.0
プロセッサ MediaTek MT6752/1.7GHz億rコア
メインメモリ 3Gバイト
ストレージ 32Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト)
ディスプレイ 約5.0型フルHD TFT(IPS方式)
解像度 1080×1920ピクセル
連続待受時間 約240時間(LTE)、約240時間(3G)、約264時間(GSM)
バッテリー容量 2500mAh
メインカメラ 有効約1300万画素CMOS
インカメラ 有効約800万画素CMOS+200万画素CMOS
ボディカラー Pearl White、Midnight Blue
サイズ 約70.8(幅)×143.3(高さ)×7.8(奥行き)ミリ
重量 約132グラム

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