忙しいあなたもその場で“内覧”――「SUUMOスコープ」とスマホで実現する新しいマンション探し

» 2015年09月29日 06時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileの読者の皆さんの中には、転居を考えている人も少なくないと思う。その理由はさまざまだろうが、転居候補となる物件はあらかじめ見て選びたいところだ。しかし、見物する時間がなかったり、転居候補の物件が遠方にあったり、といった理由で見学そのものが難しいこともある。

 時間、あるいは距離の制約を超えて、物件の内覧ができるようになる夢のような機能が、Android/iOS用の不動産物件検索アプリ「SUUMO」に実装された。その機能を使うために必要なものは、SUUMOアプリが入っているスマホと、今回紹介する「SUUMOスコープ」だ。

photo 「SUUMOスコープ」

 SUUMOスコープは、首都圏の駅、書店、コンビニ等に設置のラックで無料配布している「SUUMO新築マンション(首都圏版)」2015年9月1日号の付録である、ボール紙で作られた3D-VR(仮想現実)ゴーグルだ。オープンソースの3D-VR技術「Google CardBoard」を用いて企画・制作されたもので、SUUMOスコープを通してSUUMOアプリが映し出す物件を見ると、立体的な映像として目の前に広がる、という寸法だ。

 SUUMOスコープの組み立ては非常に簡単で、図工が苦手な筆者でもあっという間に完成した。ハサミ・カッターやテープ・のりを別途用意する必要はない。

photo SUUMOスコープのパーツが印刷されたボール紙。切れ込みがあらかじめ入れてある上、粘着テープやマジックテープも装着済みなので、工具不要で組み立て可能だ
photophoto 組み立て後の正面には、SUUMOのキャラクター「スーモ」の目がある(写真=左)。背面には、物件を“内覧”するためのレンズが付いている(写真=右)
photophoto 左右の側面にはSUUMOスコープとSUUMO新築マンションのロゴがある
photophoto 上面と下面

 組み立てが終わったら、スマートフォンにインストールしたSUUMOアプリで物件を探してみよう。SUUMOスコープに対応している物件は、「物件情報」のトップ画面の中に「スーモスコープ」というバナーが出てくるので、バナーの「見る」をタップしてみよう。2015年9月現在、SUUMOスコープに対応している物件は「パークホームズ豊洲ザ レジデンス」(東京都江東区)に限られるが、対応物件は順次増える予定だ。

 バナーをタップすると、SUUMOスコープで見ることができる場所が一覧表示される。パークホームズ豊洲ザ レジデンスの場合は、マンションの外観、オーバルテラス、モデルルームの3つを見ることができる。見たい場所をタップしたら、スマホをSUUMOスコープにセットして、レンズの中をのぞいてみよう。スマホのサイズによっては、スコープのマジックテープで固定できない場合もあるが、その場合は手で押さえればよい。ただし、画面があまりにも大きいスマホやタブレットでは、表示が切れてしまう場合があるので注意しよう。サイズは5.5型の「iPhone 6s Plus」「iPhone 6 Plus」あたりが限界と思われる。

photophoto SUUMOスコープ対応の物件には、「スーモスコープ」のバナーが表示される(写真=左)。バナーをタップすると、3D表示できる場所が一覧表示される(写真=右)
photo 表示場所を選択して少し待つと、2つの映像が表示される。これを確認したら、スマホをSUUMOスコープにセットしよう
photophoto SUUMOスコープの正面を開けてスマホを置き(写真=左)、閉じてマジックテープで固定する(写真=右)

 スコープをのぞくと、目の前に立体的な物件が広がる。顔を上下左右に動かすと、それに合わせて見える範囲が移動するので、室内に立っている感覚で物件をチェックできる。注意すべき点は、スマホの画面がスリープするまでの時間を長めに設定しておくことだろうか。夢中になりすぎて、あちこち見ている間に画面がスリープしてしまうことがあったからだ。アプリのバージョンアップで、スコープの表示中だけ画面スリープを一時的に無効にする、などの対策を取ってもらいたいものだが……。

photophoto SUUMOスコープで夢中になって物件を見ている筆者

 今後、リクルート住まいカンパニーはSUUMOスコープを継続して展開する予定だという。新築マンションだけでなく、中古マンションや賃貸マンション・アパートなど、より多くの物件の“内覧”ができるようになれば、時間や場所の都合で今まで見つけることができなかった物件に出会えるようになるはずだ。そう考えると、ますます楽しみになってくる筆者であった。

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