au/ドコモ回線に対応したmineoスマホ「arrows M02」発表――au VoLTE対応SIMも提供【更新】

» 2015年10月06日 14時35分 公開
[田中聡ITmedia]

 ケイ・オプティコムが10月6日、「mineo」のauとドコモプランの両方で利用できるマルチキャリア対応のスマートフォン「arrows M02」(富士通製)を発表。あわせて、2機種のモバイルWi-Fiルーターも発売する。「SI-LA(SILA01)」(富士通製)はauプラン、「Aterm(MR04LN)」(NEC製)はドコモプランで利用できる。発売時期は11月19日の予定。

photo 「arrows M02」

マルチキャリア対応の「arrows M02」

 arrows M02は、auとドコモ、そしてVoLTEに対応したスマートフォン。5.0型、HD(720×1280ピクセル)の有機ELや810万画素カメラを搭載する。IPX5/8の防水、IP6Xの防じんに加え、耐衝撃性と曲げ耐性も備えている。おサイフケータイもサポートするが、対応サービスについては後日案内される予定。独自の省電力技術により、バッテリーは3日持つとしている。

 対応周波数帯(LTE)は、ドコモ回線が2GHz、1.8GHz、800MHz帯、au回線が2GHz、800MHz帯。SIMスロットは1つしかなく、ドコモ/auのSIMを同時に入れて、利用する回線を切り替えるといったことはできない。カラーはブラック、ホワイト、ピンクの3色(ピンクはmineoのオリジナルカラー)。価格は11月上旬に発表する予定。

photophoto mineoオリジナルカラーのピンク(写真=左)。iPhone 6sのローズゴールドと比較(写真=右)
photophoto mineoの独自アプリをプリインストール(写真=左)。auとドコモのmineoSIMを挿すと、自動でAPNが設定される(写真=右)
「arrows M02」の主な仕様
機種名 arrows M02
メーカー 富士通
OS Android 5.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon MSM8916/1.2GHzクアッドコア
メインメモリ 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト
外部メモリ microSD(最大32Gバイト)
ディスプレイ 約5.0型HD 有機EL
解像度 720×1280ピクセル
連続通話時間 約780分(LTE)
連続待受時間 約580時間(LTE)
バッテリー容量 2330mAh
メインカメラ 有効約810万画素CMOS
インカメラ 有効約240万画素CMOS
ボディカラー ブラック、ホワイト、ピンク
サイズ 約68.9(幅)×141(高さ)×8.9(奥行き)ミリ
重量 約149グラム

2つのモバイルWi-Fiルーター

 au回線を利用できるモバイルWi-Fiルーター SI-LA(SILA01)は、最大10台のデバイスを接続可能にする。ディスプレイは1.3型の有機EL。バッテリー容量は2280mAh。

 ドコモ回線を利用できるAterm(MR04LN)は、2.4型のタッチパネル対応ディスプレイを搭載している。通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。バッテリー容量は2300mAh。

 いずれの機種も、価格は11月上旬に発表する予定。

photo 左がSI-LA(SILA01)、右がAterm(MR04LN)
「SI-LA(SILA01)」の主な仕様
機種名 SI-LA(SILA01)
メーカー 富士通
ディスプレイ 1.3型有機EL(単色)
連続通信時間 約6.5時間
バッテリー容量 2280mAh
最大接続台数 10台
無線LAN IEEE802.11b/g/n
サイズ 約67(幅)×98(厚さ)×17(奥行き)ミリ
重量 約111グラム

「Aterm(MR04LN)」の主な仕様
機種名 Aterm(MR04LN)
メーカー NEC
ディスプレイ 2.4型LCDタッチパネル
解像度 240×320ピクセル
連続通信時間 Wi-Fi通信時:約12時間、Bluetooth通信時:約24時間
バッテリー容量 2300mAh
最大接続台数 16台
無線LAN IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)、IEEE802.11ac/n/a(5GHz帯)
サイズ 約63(幅)×111(厚さ)×11(奥行き)ミリ
重量 約111グラム

photo スマホもルーターもマルチキャリアで利用できる(ルーターは個別に購入する必要がある)
photo 今回のラインアップ拡充で、ほぼすべてのキャリアの端末でmineoが利用可能になる

VoLTE対応SIMを提供

 au VOLTEに対応したmineoのSIMカードの提供も11月19日に開始する。今回発表したarrows M02に加え、auのVoLTE対応スマートフォンでVoLTEの高品質な通話を利用できる。高品質な通話が可能な相手は、mineoのVoLTE対応SIMを入れた端末と、auのVoLTE対応端末。なお、au VoLTEの独自機能である画面シンクやカメラシンクなどは利用できない。

 auの対応機種は以下の通りで、順次動作検証を行う。

  • isai vivide LGV32
  • HTC J butterfly HTV31
  • Xperia Z4 SOV31
  • AQUOS SERIE SHV32
  • URBANO V02
  • TORQUE V02
  • Galaxy S6 edge SCV31
  • AQUOS K SHF32
  • Xperia Z4 Tablet SOT31
  • Qua Tab 01

 auスマートフォンでmineoのVoLTE対応SIMを利用するには、SIMロックの解除が必要になるため、au2015年夏モデルより前に発売されたau端末では、mineoのVoLTE対応SIMは利用できない。また既存のmineoユーザーがVoLTE対応SIMを利用するには、2000円の手数料がかかる。

photo

基本情報から価格比較まで――格安SIMの情報はここでチェック!→「SIM LABO

格安SIM、SIMロックフリースマホのすべてが分かる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年07月27日 更新
  1. 小型スマホを使っている理由は? 選択肢のなさを嘆く声も:読者アンケート結果発表 (2024年07月26日)
  2. 「ハンディファン」「ネッククーラー」の選び方とやってはいけないこと 炎天下での利用は要注意 (2024年07月23日)
  3. IIJ×OPPO、Xiaomi、モトローラが語るスマホ戦術 おサイフケータイは「永遠の悩み」、IIJmioは「モバイル業界の宝石箱」 (2024年07月26日)
  4. 貼らない保護フィルムケース「スマハラ」、iPhone 15シリーズ向けに発売 丸洗いもOK (2024年07月26日)
  5. スマホの充電でやってはいけないこと 夏に気を付けたいNG行為は? (2024年07月26日)
  6. 約2万円の折りたたみケータイ「Orbic JOURNEY Pro 4G」を試す シンプルで使いやすいがローカライズに課題も (2024年07月27日)
  7. OPPOがFindシリーズを2024年内に国内発売へ 競合メーカー担当者の前でサプライズ告知 (2024年07月26日)
  8. 外出先から自宅のエアコンを遠隔操作、部屋を先に涼しくして“真夏の天国”を作っておく方法 (2024年07月25日)
  9. KDDIは通信障害をどのように検知してインフラを守っているのか ネットワークセンターに潜入 (2024年07月24日)
  10. 中国の“音楽特化スマホ”「MOONDROP MIAD01」を試す 重厚なサウンドに驚き、作り手のエゴを存分に感じた (2024年07月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー