ガラケーとキャリアメールに親しんだ親からすると、スピード感のあるLINEや、スマホのフリック入力はまだまだ慣れません。「!」と「?」以外の記号をどう変換するかも悩みどころらしく、30代営業Cさんの母親は「・」を「なかぐろ」と打ったままメッセージを送ることも。絵文字の後に読点(、)を打つセンスも、人によっては気になるようです。
また、名前の勘違いもあるあるネタの1つ。Bさんの親は、「シャラポワ」が「ポラシャワ」になったり、人気キャラの「ふなっしー」が「フナしー」になったり、毎回指摘した方が良いのかどうか迷うようです。
帰省すると、「何で親はこんなにテレビが好きなんだろう」というくらい1日中テレビがついています。そして、トレンドを押さえるのに便利なのがLINEスタンプ。
Cさんは、「普段母はほとんどスタンプを使わないのに、2014年にサッカーのワールドカップが盛り上がったときはザッケローニ監督のスタンプをたくさん送ってきましたね」と振り返ります。テレビが大好きな親は常にミーハー精神を発揮するもの。筆者の母親も韓流スターに絶賛ハマり中ですが、まだ携帯はガラケー。スマホに機種変更すれば、それらのスタンプや画像が大量に送られてくるのかもしれません。
より手軽に親子のコミュニケーションが取れるようになり、以前よりも家族を身近に感じることができたと実感する人も少なくないよう。今回話を聞いた20代Web記者のAさんは、「家族のLINEグループができてから、(家族間の)わだかまりがとけた」と感じたそうです。
電話をするといつもケンカになってしまうから、時折キャリアメールを送るだけだった――なんて人も、絵文字やスタンプで楽しく飾れるLINEを使うと、これまでと違う家族の一面を見られるかもしれませんね。
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