世界最大のモバイル関連イベント「Mobile World Congress」で注目を集め日本での発売も期待したい、最新SIMフリースマホを5モデル紹介します。
LGのフラッグシップモデル「LG G5」は本体下部を取り外すことで、拡張モジュールを交換できる斬新なモデル。
カメラモジュール「LG CAM Plus」には、ズームダイヤル・シャッターボタンが搭載されており、撮影時の操作がより快適になります。Hi-Fi DACモジュール「LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY」を取り付ければ、高音質な音楽を楽しめるようになります。
サムスンは、Galaxy S6/S6 edgeの後継機種を発表。S7は5.1インチ、S7 edgeは5.5インチの有機ELディスプレイを搭載しています。前機種では採用が見送られた防水機能が復活し、ともにIP68のキャップレス防水・防塵機能となっており、また、microSDカードも復活しました。
機能が復活しただけでなく、大きく進化した機能もあります。カメラにはキヤノンのデジタル一眼レフで採用している技術同様、全センサーが位相差センサーとなっており、暗所での高速フォーカスを実現しました。CPUやGPUの熱を逃がす水冷システムや、時計の常時表示、ゲームを快適にプレイするための通知機能制限など、さまざまな工夫が盛り込まれ、これまで以上に完成度の高くなっております。
ソニーモバイルはXperiaブランドを刷新し、「Xperia X」シリーズ3機種を発表しました。そのうち、もっともハイスペックな「Xperia X Performance」が日本で発売される予定。
CPUにSnapdragon 820を搭載し、理論値で受信時最大450Mbpsを実現するLTEのカテゴリー9に対応。ディスプレイは5インチフルHD、メインカメラは2300万画素、フロントカメラも1300万画素あります。
被写体の動きを予想してフォーカスを合わせたり、バッテリーの状態に最適な充電を行ってバッテリー寿命を伸ばしたりする賢い技術が盛り込まれています。フレームや背面にアルミを採用しながら、アンテナ分割線のない美しいデザインも魅力です。
日本でも人気のALCATEL ONETOUCH「IDOL 3」の後継機も登場。ブランド名が「alcatel」に刷新しました。特徴は本体側面に搭載された「BOOM KEY」。これは例えば写真アプリを使っているときに押すと、コラージュやスライドショーが作れたり、再生動画の速度を変更できたりするなど、利用している機能に合わせた追加効果が利用できます。
前モデルで好評だった、上下逆さまに持っても違和感なく使えるリバーシブル仕様を引き続き採用。さらに面白いことに、パッケージをVRゴーグル(画像奥)として使えます。
FREETELは、昨年よりメインホールに近く広いブースでSAMURAIシリーズの新モデル「REI(麗)」を展示。REIはフラッグシップモデル「KIWAMI(極)」とエントリーモデル「MIYABI(雅)」の中間に位置する機種で、5.2インチのフルHDディスプレイを搭載し、Android 6.0を採用しました。また、FREETEL初のフルメタル製ボディが目を引きます。
ホームボタンは指紋センサーとしても使用でき、カメラは13メガピクセルで、位相差オートフォーカスを採用しています。このほか、デュアルディスプレイの「MUSASHI」も来場者の注目を集めていました。
(文:房野麻子)
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