ドコモ、ドコモ光ユーザー向けに「ドコモ光電話」および「ドコモ光テレビオプション」を提供開始固定電話もテレビもワンストップで

» 2016年04月13日 19時45分 公開
[井上翔ITmedia]

 NTTドコモは4月20日から、同社の光インターネットサービス「ドコモ光」利用者向けに固定電話サービス「ドコモ光電話」とテレビ視聴サービス「ドコモ光テレビオプション」を提供する。「フレッツ光」回線からの転用は同日から(一部例外あり)、新規申し込みは21日から申し込みを受け付ける。

 これらの新サービスは、「ドコモ光と固定電話やテレビ視聴サービスをワンストップで使いたいというユーザーの声に応えて提供」(ドコモ広報部)するもので、既にNTT東日本・西日本の「ひかり電話」「フレッツ・テレビ」を利用しているドコモ光契約者も、工事なしで移行できる(無料・要申し込み)。

(文中の価格は全て税別)

ドコモ光電話/ドコモ光電話バリュー

ドコモ光電話は加入電話からの乗り換えにも対応 ドコモ光電話は加入電話からの乗り換えにも対応

 ドコモ光電話は、NTT東日本・西日本の「ひかり電話」の卸提供を受けて行うインターネット(IP)電話サービス。市外局番(「03」「045」など)付きの電話番号を利用でき、NTT東日本・西日本などの加入電話・固定電話からの番号移行にも対応する。

 プランはひかり電話の「基本プラン」に相当する「ドコモ光電話」(月額500円)と、「ひかり電話A(エース)」に相当する「ドコモ電話バリュー」(月額1500円)の2種類を用意する。ドコモ光電話バリューには、翌月まで繰り越せる480円分の無料通話分が付与されるほか、追加料金なしで以下の付加サービスを利用できる。

  • 通話中着信(キャッチホン):月額300円
  • 転送でんわ(ボイスワープ):月額500円
  • 発信者番号表示(ナンバー・ディスプレイ):月額400円
  • ナンバー・リクエスト:月額200円
  • 迷惑電話ストップサービス(迷惑電話お断りサービス):月額200円
  • 着信お知らせメール(着信お知らせサービス):月額200円

 国内の加入電話、INSネット、ひかり電話(ドコモ光電話や他の光コラボ電話も含む)宛ての通話料は一律3分8円で、災害募金番組以外は無料通話分の対象となる。携帯電話・PHSや「050」で始まる電話番号を持つIP電話宛ての通話料は、通話相手の通信事業者によって変動し、無料通話分の対象外となる。国際電話は、NTTコミュニケーションズを経由して利用できる。

 特殊番号への発信については、以下のものに対応している。「00」で始まる特殊番号(プレフィックス)への発信には対応しないほか、対応している特殊番号でも、相手の通信事業者によっては発信できない。

  • 104(番号案内)
  • 110(警察)
  • 117(時報)
  • 118(海上保安)
  • 119(消防)
  • 171(災害伝言ダイヤル)
  • 177(天気予報)
  • 188(消費者ホットライン)
  • 189(児童相談所)
  • 0120/0800(フリーダイヤルなど)
  • 0570(ナビダイヤル)
  • 0990(義援金募集番組)

 なお、ドコモ光電話では、ひかり電話の「安心プラン」「もっと安心プラン」に相当するプランは用意しない。

ドコモ光テレビオプション

ドコモ光テレビオプションを利用すれば、天候に左右されずに快適なテレビ視聴が可能に ドコモ光テレビオプションを利用すれば、天候に左右されずに快適なテレビ視聴が可能に

 ドコモ光テレビオプションは、NTT東日本・西日本の「フレッツ・テレビ伝送サービス」の卸提供を受け、スカパーJSATの「スカパーJSAT施設利用サービス」と組み合わせて提供するサービス。光回線を介してFMラジオ・地上波デジタル放送・BSデジタル放送の放送波を再送信することで、悪天候時でもより安定した受信を実現できる。

 月額料金は伝送サービス分が450円、施設利用サービス分が210円で合計660円となる。スカパーJSATが提供する「スカパー!」のサービスを別途契約すると、スカパー!のBS・CSチャンネルも受信できる。

 このオプションは、ドコモ光の戸建タイプか、光配線方式のマンションタイプ(NTT東日本エリアのみ)の契約者で、以下の都道府県の各一部エリアに居住している人が申し込める。

  • NTT東日本エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、福島県、北海道
  • NTT西日本エリア:大阪府、和歌山県、京都府、奈良県、滋賀県、兵庫県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、広島県、岡山県、香川県、徳島県、福岡県、佐賀県

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年