NTTドコモは4月20日から、同社の光インターネットサービス「ドコモ光」利用者向けに固定電話サービス「ドコモ光電話」とテレビ視聴サービス「ドコモ光テレビオプション」を提供する。「フレッツ光」回線からの転用は同日から(一部例外あり)、新規申し込みは21日から申し込みを受け付ける。
これらの新サービスは、「ドコモ光と固定電話やテレビ視聴サービスをワンストップで使いたいというユーザーの声に応えて提供」(ドコモ広報部)するもので、既にNTT東日本・西日本の「ひかり電話」「フレッツ・テレビ」を利用しているドコモ光契約者も、工事なしで移行できる(無料・要申し込み)。
(文中の価格は全て税別)
ドコモ光電話は、NTT東日本・西日本の「ひかり電話」の卸提供を受けて行うインターネット(IP)電話サービス。市外局番(「03」「045」など)付きの電話番号を利用でき、NTT東日本・西日本などの加入電話・固定電話からの番号移行にも対応する。
プランはひかり電話の「基本プラン」に相当する「ドコモ光電話」(月額500円)と、「ひかり電話A(エース)」に相当する「ドコモ電話バリュー」(月額1500円)の2種類を用意する。ドコモ光電話バリューには、翌月まで繰り越せる480円分の無料通話分が付与されるほか、追加料金なしで以下の付加サービスを利用できる。
国内の加入電話、INSネット、ひかり電話(ドコモ光電話や他の光コラボ電話も含む)宛ての通話料は一律3分8円で、災害募金番組以外は無料通話分の対象となる。携帯電話・PHSや「050」で始まる電話番号を持つIP電話宛ての通話料は、通話相手の通信事業者によって変動し、無料通話分の対象外となる。国際電話は、NTTコミュニケーションズを経由して利用できる。
特殊番号への発信については、以下のものに対応している。「00」で始まる特殊番号(プレフィックス)への発信には対応しないほか、対応している特殊番号でも、相手の通信事業者によっては発信できない。
なお、ドコモ光電話では、ひかり電話の「安心プラン」「もっと安心プラン」に相当するプランは用意しない。
ドコモ光テレビオプションは、NTT東日本・西日本の「フレッツ・テレビ伝送サービス」の卸提供を受け、スカパーJSATの「スカパーJSAT施設利用サービス」と組み合わせて提供するサービス。光回線を介してFMラジオ・地上波デジタル放送・BSデジタル放送の放送波を再送信することで、悪天候時でもより安定した受信を実現できる。
月額料金は伝送サービス分が450円、施設利用サービス分が210円で合計660円となる。スカパーJSATが提供する「スカパー!」のサービスを別途契約すると、スカパー!のBS・CSチャンネルも受信できる。
このオプションは、ドコモ光の戸建タイプか、光配線方式のマンションタイプ(NTT東日本エリアのみ)の契約者で、以下の都道府県の各一部エリアに居住している人が申し込める。
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