「iOS 10」のプリインストールアプリは削除できるのではなく非表示になる──Apple幹部が説明

» 2016年06月20日 12時32分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleは、次期モバイルOS「iOS 10」の開発者β版のサポートページで「幾つかのビルトインアプリ(プリインストールアプリ)はホーム画面から削除(remove)できる」と明記しているが、端末からファイルを削除するのではなく、非表示にするだけであることが分かった。

 米Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長、クレイグ・フェデリギ氏が6月14日(現地時間)、ブログメディアDARING FIREBALLのジョン・グルーバー氏が司会を務めるトークショーで明らかにした(動画を記事末に転載した)。

 notdelete 1 クレイグ・フェデリギ氏(左)とジョン・グルーバー氏(右)

 そもそもヘルプページでは「ビルトインアプリを削除できる」としているだけでアンインストールできるとは書いていないが、誤解を生む表現だったことは確かだ。

 notdelete 2 Appleのサポートページでの説明

 クレイグ氏は「これがどういう機能で、どういう機能ではないかとはっきりしておく必要がある。(中略)アプリを削除するというのは、ホーム画面からアプリアイコンを削除し、そのアプリに関連するユーザーデータも削除するということだ。(中略)アプリのバイナリを実際に削除するのではない。その理由は2つある。まず、そもそもアプリの容量は小さい(ので削除する必要もない)。そして、最も重要なのは、これらの署名済みバイナリは、iOSのシステムアップデートのセキュリティアーキテクチャであり、アップデートごとにその整合性を検証するために必要なものだ」と説明した。

 トークショーに登壇したワールドワイドマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー氏は、(削除できる)ビルトインアプリはシステムバンドルから排除され、アプリストアからダウンロードすることになるという誤った報道があるが、そうではなく、削除(非表示に)したアプリを再表示しやすくするためにアプリストアに置くようにしたのであり、これらのアプリがシステムの一部であることには変わりないと語った。

 プリインストールアプリについての説明は、以下の動画の19分目くらいからだ。




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