イードが、通信速度測定サービス「RBB SPEED TEST」の利用者に対して格安SIMサービスの満足度調査を行い、その結果をもとに8月15日に「格安SIMアワード2016」を発表した。
満足度調査は「通信速度」「コストパフォーマンス」「ブランドイメージ」「利用サポート」「総合満足度」の5部門で実施したほか、プリペイドSIMを使ったことのある人に対して「プリペイド」部門での調査も行った。調査期間は2016年7月12日から8月2日。有効回答数は格安SIMユーザーが1244、プリペイドSIMユーザーが309。
総合満足度では、インターネットイニシアティブの「IIJmio」が、2015年に続いて最優秀を獲得した。また、プラスワン・マーケティングの「FREETEL SIM」も同率で最優秀を獲得した。優秀はイオンリテールの「イオンモバイル」となった。
通信速度では、UQコミュニケーションズの「UQ mobile」が2年連続で最優秀となり、FREETEL SIMが優秀を獲得した。この2社の実効速度は、ITmedia Mobileで連載している「通信速度定点観測」でも毎月高い数値を記録している。
コストパフォーマンスはFREETEL SIMが最優秀、ソニーネットワークコミュニケーションズの「0 SIM」が優秀を獲得。0 SIMは500MB未満までは無料という料金が分かりやすいが、FREETEL SIMは最安料金の「299円(ニクキュー)」をアピールするCMが広範囲に知れ渡り、0 SIM以上の効果を発揮したようだ。
ブランドイメージではIIJmioが2年連続で最優秀を獲得し、優秀はビックカメラの「BIC SIM」が獲得した。BIC SIMはIIJmioのSIMカードを採用しているので、IIJがリアル店舗においても良いブランドイメージを構築できたといえる。
利用サポートではケイ・オプティコムの「mineo」が最優秀、DMM.comの「DMM mobile」優秀を獲得した。
プリペイドSIMでは「IIJmio プリペイドパック」が最優秀、NTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE プリペイドパック」が優秀を獲得した。
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