意外とピッタリだが難点も――Spigenの「iPhone 7」用ケースを「iPhone 6s」に着けてみた(2/2 ページ)

» 2016年09月12日 17時45分 公開
[井上翔ITmedia]
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ウルトラ・ハイブリッドS

 ウルトラ・ハイブリッドS(Ultra Hybrid S)は、背面が透明なポリカーボネート、外周部がTPU素材となっているハイブリッドケースだ。カラーはクリスタル・クリア1色なので、それを装着してみる。

ウルトラ・ハイブリッドS(正面)ウルトラ・ハイブリッドS(背面) iPhone 7用「ウルトラ・ハイブリッドS」を装着したiPhone 6s

 通常の「ウルトラ・ハイブリッド」との大きな違いは、「S」の名のゆえんでもある自立スタンドを装備している点にある。FaceTimeなどインカメラを使うコミュニケーションアプリを使ったり、動画を視聴したりする際に役に立つ。

スタンドを立てた状態(その1)スタンドを立てた状態(その2) ウルトラ・ハイブリッドSの「S」は、スタンドのS。自立スタンドを備えている
自立スタンドの磁石 スタンドが不用意に飛び出さないように、スタンド部には磁石を仕込んでいる

 では、サウンドスイッチやサイドキーまわりの様子も見てみよう。

ウルトラ・ハイブリッドS(左側面)ウルトラ・ハイブリッドS(右側面) ウルトラ・ハイブリッドSのスイッチ・キー部分もiPhone 6sにピッタリ

 ウルトラ・ハイブリッドSも、iPhone 7を包み込むように保護する設計となっている。ボリュームスイッチ部は切り抜かれており、ボリュームキーと電源キー部分にボタンを備えているが、いずれもiPhone 6sで問題なく使えるようになっている。

 包み込むタイプということで気になるアウトカメラ回りと端子部も見てみよう。

ウルトラ・ハイブリッドS(アウトカメラ部)ウルトラ・ハイブリッドS(端子部) アウトカメラ部は、切り欠きの上部が微妙にカメラのでっぱりに掛かっている(写真=左)。端子部について、Lightning端子は問題ないが、イヤフォンマイク端子は挿せない(写真=右)

 やはりLightning端子は問題ないが、イヤフォンマイク端子は「犠牲」となってしまう。イヤフォンマイクを使わないならiPhone 6s/6ケースとしても使えるという結論となる。

 iPhone 7用ウルトラ・ハイブリッドSは、公式ストアAmazonストアYahoo!ストアで購入できる。公式ストアでの販売価格は2990円だ。

ウォレットS(ブラック)

 ウォレットS(Wallet S)は、今回装着するケースの中で唯一の手帳型ケースだ。上質なレザー素材と、本体を保護するポリカーボネート素材から構成されている。iPhone 7用は、ブラックとブラウンの2色展開となる。これらのうち、今回はブラックを装着してみることにした。

ウォレットS(正面)ウォレットS(背面) iPhone 7用「ウォレットS」を装着したiPhone 6s

 先述のウルトラ・ハイブリッドSと同様、「S」はスタンドを意味しており、スマホスタンドとして利用することもできる。ケースの内側に最大で3枚のカード類を収納できるポケットも備えている。

スタンドにもなるウォレットS(その1)スタンドにもなるウォレットS(その2) ウォレットSは、スマホスタンドとして利用することも可能
内側にはカード最大3枚入るポケットがある 内側にはカード最大3枚入るポケットがある

 上の写真を見る限り、iPhone 6sも違和感なく装着できているように見える。ボリュームスイッチや各種キーまわりはどうだろうか。

ウォレットS(左側面)ウォレットS(右側面) ウォレットSのスイッチ・キー部分はiPhone 6sでもジャストミート

 他のケースと同様に、ボリュームスイッチやボリュームキー・電源キー回りはiPhone 6sでもピッタリだ。操作に全く支障はない。

 アウトカメラ回りや端子部はどうだろうか。

ウォレットS(アウトカメラ部)ウォレットS(端子部) アウトカメラ上部はやはり切り抜きがかかるが機能的には問題なし(写真=左)。端子部は丸ごと切り欠いているので問題ない(写真=右)

 アウトカメラ部の切り抜きはどうしてもカメラの上部にかかってしまう。しかし、他のカメラと同様に撮影そのものには支障はない。端子部はシン・フィットと同じく丸ごと切り欠いているので、Lightning端子、イヤフォンマイク端子ともに問題なく使うことができる。アウトカメラ部の見た目にさえ我慢できれば、iPhone 7用ウォレットSはiPhone 6s/6で使っても大丈夫だ。

 iPhone 7用ウォレットSは、公式ストアAmazonストアYahoo!ストアで購入できる。公式ストアでの販売価格は3990円だ。


 今回の「着けてみた」を通して、iPhone 7用ケースについて以下のことが分かった。

  • iPhone 7用ケースはiPhone 6s/6でもピッタリはまる
  • スイッチ・キー類の位置は同じなので操作に支障はない
  • アウトカメラ部分は若干不格好になり、上部にケースの縁がかかる。ただし、撮影の邪魔にはならない
  • 本体下部のLightning端子は問題なく使えるが、イヤフォンマイク端子はケースの構造によっては使えなくなる

 まもなく発売のiPhone 7だが、冒頭でも述べた通りSpigenのケースはすでに発売中で、発送も開始している。早めにケースが届いたら、手持ちのiPhone 6s/6に装着して「イメージトレーニング」することも一興かもしれない。

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