東京ガスはFREETELと提携を行い、11月より格安スマホ事業に参入するという驚きのニュースを9月23日 NHKが報じました。
NHKが伝えたところによると、東京ガスは首都圏にある200の代理店を活用し、今年11月から店頭や訪問した契約者の自宅などで販売をするとしています。
東京ガスは今年4月より開始した電力自由化による、ガスと家庭向けの電気とのセット割引を行っており、このメニューに格安スマホを加えた新たな料金プランの導入も検討しているということで、家計の出費をさらに抑えることができそうです。
今回の格安スマホ事業への参入した背景には、来年4月よりスタートする家庭向け都市ガスの小売自由化を見据えてのものもではないでしょうか。すでに電気やインターネット固定回線を含めた割引プランを行っているMVNOは複数ありますが、現時点でガスを含めたインフラサービスの割引となると東京ガスのみとなります。東京ガスの格安スマホ事業参入を受けて、ガスの販売事業に乗り出すMVNOもでてくるかもしれません。
電話料金を安く抑えることができるということが最大の特徴だったMVNO提供の格安SIMですが、今後は電話料金だけでなく、電気・ガス・インターネットなどのインフラサービス全体での見直しも可能になってくるのではないでしょうか。
なお、東京ガス提供の格安スマホ事業に関するサービス内容や販売する機種についての詳しい情報は発表してません。これはスタートする日程が決定した際におこなうものと見られており、FREETELを運営するプラスワン・マーケティングも沈黙を守ったまま。その実態の詳細を知るには暫く先になりそうです。
(文:SIM通編集部)
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