4月から「ソフトバンクでんき」提供、3人家族で携帯+電気代が年8000円以上お得に

» 2016年01月12日 12時35分 公開
[田中聡ITmedia]

 ソフトバンクが1月12日、東京電力との業務提携により、2016年4月1日から電力サービス「ソフトバンクでんき」を提供することを発表した。

photo 「ソフトバンクでんき」

 ソフトバンクでんきは、2016年4月から電力小売りが自由化されること(電力自由化)によって実現するサービス。まずは東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリアからサービスを提供し、順次全国へ拡大していく。

ソフトバンク独自の料金プランも

 サービスメニューは、東京電力が4月から提供する新プラン「スタンダードS/L/X」「プレミアムプラン」に加え、ソフトバンクでんき独自のプラン「バリュープラン」を用意する。バリュープランは、現在の家族構成が3〜4人で、毎月の電気代が8000円〜1万6000円の人に向いているという。

photo ソフトバンクでんきのサービスメニュー

 バリュープランでは、電気の使用量が毎月300kWhまでは定額で、300kWhを超えると電気代が割安になる。300kWhに満たない場合でも、使わなかった電力量に応じて、5kWhごとにTポイント50ポイントかソフトバンク携帯のデータ容量0.15GBを還元する。例えば200kWhの電気を使用した場合、1000ポイントか3GBが還元される。

photo バリュープランでは300kWhを超えると電気代が安くなる

 ソフトバンクでんきの利用料金は、ソフトバンクの携帯料金と合算で支払えるほか、電気料金の支払いに応じて、1000円につきTポイント5ポイントが付与される。

photo 携帯料金とのまとめて支払いや、Tポイント付与などに対応

解約料は発生する?

 スタンダードS/L/Xが1年、バリュープランとプレミアムプランは2年の契約期間があり、解約期間以外のタイミングで解約をすると、バリュープランが2500円、プレミアムプランが5000円の解約金がかかる。解約期間は、満了日からさかのぼって2カ月。いずれのプランも2年ごとの自動更新となる。

「おうち割 でんきセット」を提供

 ソフトバンクでんきは、「おうち割」の対象サービスとなる。おうち割では、携帯電話、インターネット、電気などのサービスをソフトバンクでまとめて契約することで、割引きを受けられる。その第1弾サービスとして「おうち割 でんきセット」を提供し、1月28日に申込を開始する。

 おうち割 でんきセットでは、ソフトバンクでんきと、ソフトバンク携帯電話または「SoftBank 光」などの固定通信サービスをセットで契約すると、ソフトバンク携帯電話または固定通信サービスの月額料金を割り引く。割引額はスタンダードS/L/Xが月額100円、バリュープランが月額200円、プレミアムプランが月額300円。

 対象となる携帯電話の料金プランは、スマ放題、スマ放題ライト、ホワイトプラン。対象となる固定通信サービスは、SoftBank 光、SoftBank Air、Yahoo! BB ADSL、Yahoo! BB バリュープラン、SoftBank ブロードバンド ADSL(Nexyz.BB、EnjoyBB)。

 ソフトバンクの試算によると、戸建て住宅の3人家族がバリュープランに申し込むと、年間で約8920円相当がお得になる。

photo おうち割でんきセットでは、年間8000円以上がお得になる計算

 SoftBank 光もおうち割のセットに組み込んだ「おうち割 光」セットでは、2年間、携帯電話の利用料金から最大2000円/月を割り引く(3年目以降は1000円/月の割引き)。こちらは、現在提供している「スマート値引き」を名称変更したものになる。

photo おうち割光セットでは、年間最大8万920円相当がお得になる計算

 さらに、水漏れや鍵の紛失、ガラスの破損など家庭のトラブル時に、無料でかけつけてくれる「おうちレスキュー」を提供する。

photo 「おうち割 でんきセット」の内容

ソフトバンクが電力事業に参加する狙い

宮内謙 ソフトバンクの宮内謙社長

 ソフトバンクの宮内謙社長は「今期の半ばくらいには(提供エリアを)全国ベースに持ち込みたい」と意気込みを語り、ソフトバンクでんきとおうち割により、家計の負担を軽減していく考え。

 その際、ソフトバンクショップが重要な役割を果たすと宮内氏は考える。「ソフトバンクは昔は“携帯ショップ”だったが、今は来店する大半の方々にスマートフォンの使い方を教えている。これからの時代、家計に占めるいろいろなものがICT(情報通信技術)とリンクする中で、(ソフトバンクショップが)最適なステーションになると思っている。この3年ぐらいで、単なる携帯ショップから、ICT、Eコマース、電気、光などの全体をアドバイスできるようにしたい」

 東京電力にとっても、全国で展開しているソフトバンクショップは、コンシューマーへ訴求をするうえでも魅力的な営業基盤だ。東京電力 カスタマーサービス・カンパニー アライアンス推進室長の眞田秀雄氏は「電力自由化を迎えて、全国規模でエネルギーサービスをやっていきたいと思っている。そのために今のわれわれに欠けているものは、全国のお客様に向けての営業力と、電気以外のものと組み合わせた新しい価値を創造していくこと。この2点において、ソフトバンクさんは非常に強力なパートナーであると期待している」とコメントした。

 2015年3月に提供を開始したSoftBank 光は、毎月15万〜20万のペースで契約者が増加し、2015年12月時点で累計122万契約を達成した。ソフトバンクでんきで目指す契約数は「ここでは答えられない」(宮内氏)としつつも、SoftBank 光と同じように「(毎月)20万か、それ以上行くかもしれない」と自信をのぞかせた。

 おうち割の第2弾以降についても「自由化されたものは取り組んでいきたい」(宮内氏)と意欲を見せる。「特にスマートフォンとリンクさせることで、より便利になるもの。例えばEコマースがそう。お米や水などはロハコで買える。ガスなどのエネルギーもぜひ検討したい」とした。

photo 発表会にはトレンディエンジェルさん、内田恭子さん、ダンテ・カーヴァーさんがゲストで登場。トレンディエンジェルのお2人が、おうち割とソフトバンクでんきのかぶり物で場をにぎわせていた。右端は白戸家の「お父さん」

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