日本通信株式会社と株式会社U-NEXTは7日、MVNO事業に関する協業について合意したことを発表しました。
8月10日に、日本通信の個人向けMVNOサービス「b-mobile」の運営をU-NEXTが引き継ぐことが発表されていました。しかし、今回の声明には「両社で共同して事業運営していく」と記されており、従来通りのサービス運営も協業内容に含まれるようです。
今後の詳しいサービス内容はまだ不明ですが、顧客開拓をU-NEXTが担当し、日本通信はプラットフォームの開発・提供に専念。お互いの得意分野に注力することで「第4の通信事業者グループを目指し市場開拓に当たる」としています。
今回の合意について、日本通信 代表取締役会長 三田聖二氏は「16年かかってきたMVNO業界をもう一歩、根本的にモデル強化する前例がこの合意で完成した。今後のわが国の経済・IoT戦略を実現するための大きなマイルストーンです」とコメントしており、本格的な普及期を迎えるMVNO市場の意義のさらなる躍進を目指すようです。
◆ U-NEXTと日本通信、MVNO事業に関する協業について合意
U-NEXTのMVNOサービス「U-mobile」では9月8日より、日本通信がMVNEとして回線提供する「U-mobile MAX 25GB」というプランをスタートさせていますが、さらにU-NEXTの映像サービスをb-mobileで利用できるようになるかもしれません。今後、大きな影響力を持つであろう両社の協業に、ユーザー、MVNO業界双方からの注目が集まることでしょう。
(文:SIM通編集部)
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日本通信はなぜ個人向けMVNO事業を手放すのかCopyright:(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.