若者向けの新シリーズ「HUAWEI nova」発表――セルフィー機能に注力、3万7980円【更新】

» 2017年02月21日 16時08分 公開
[田中聡ITmedia]

 ファーウェイ・ジャパンは2月21日、SIMロックフリースマートフォンの新機種「HUAWEI nova」を発表。2月24日から販売する。価格は3万7980円(税別)。

HUAWEI nova 3色展開の「HUAWEI nova」
HUAWEI nova
HUAWEI nova 左からチタニウムグレー、ミスティックシルバー、ローズゴールド
HUAWEI novaHUAWEI nova 5.0型液晶で幅は約69mmなので、片手でも違和感なく握れる

 Huaweiオンラインストアや量販店で販売するほか、MVNOも取り扱う。取り扱いMVNOは、IIJmio(インターネットイニシアティブ)、イオンモバイル(イオンリテール)、エキサイトモバイル(エキサイト)、NTTコムストア by gooSimseller、DMM mobile(DMM.com)、NifMo(ニフティ)、BIGLOBE SIM(ビッグローブ)、mineo(ケイ・オプティコム)、楽天モバイル(楽天)。各MVNOの価格はこちらを参照。

HUAWEI nova
HUAWEI nova

 novaは、海外では2016年9月の「IFA」で発表されたミッドハイのスマートフォンで、若者を主なターゲットとしている。カラーはチタニウムグレー、ミスティックシルバー、ローズゴールドの3色。ディスプレイは5型のフルHD(1080×1920ピクセル)で、側面から背面にかけてアルミニウムを採用。背面はアーク形状になっており、持ちやすさにもこだわった。

HUAWEI nova
HUAWEI nova
HUAWEI nova 狭額縁設計によって幅を約69mmに抑えた

 カメラはアウトが1200万画素。P9やMate 9のようにライカと共同開発したものではないが、P9のカラーセンサー(片方のカメラ)と同等のカメラを搭載している。センサーはソニー製。画素ピッチがP9と同じく1.25μmで、1画素あたりの集光面積が広いため、暗い場所でも明るく撮影できる。

 像面位相差とコントラスト方式のオートフォーカスによって、約0.3秒の速さでピントを合わせられる。また、フォトライトありとなしの画像を合成することで、夜景と人物のどちらもキレイに写せる「ハイダイナミック・フラッシュライト」機能も備える。動画は4Kサイズ(2160×3840ピクセル)の撮影をサポートする。

 インカメラは800万画素。Huaweiスマホではおなじみ、美肌に補正する「ビューティーモード」を備えているほか、「スウィート」「キュート」「ナチュラル」「パーティー」といったメークアップモードも用意した。メークアップモードはnova liteにはない、novaの独自機能だ。画面を白く光らせてフォトライト代わりに使うこともできる。

HUAWEI nova
HUAWEI nova インカメラで使える「ビューティーモード」と、novaならではの「メークアップモード」

 オーディオ機能にも注力し、イヤフォン装着時に、7.1chのバーチャルサウンドを楽しめる「DTS Headphone:X」を搭載した。

HUAWEI nova

 プロセッサはSnapdragon 625(8コア)、内蔵ストレージは32GB、メインメモリは3GB、バッテリー容量は3020mAh。外部接続端子はUSB Type-Cで、5V/2Aの急速充電にも対応している。Huaweiの調査で、標準的な使い方で2日間バッテリーが持つという。

 3GとLTEの同時待受(デュアルSIM、デュアルスタンバイ)にも対応しているが、片方のSIMスロットは、microSDスロットにもなっており、2枚のSIMとmicroSDを同時は利用できない。背面には指紋センサーを搭載しており、カメラのシャッターボタンとしても使える。

 通信速度は下り最大225Mbps、上り最大50Mbps。au VoLTEについては、後日ソフトウェアアップデートで対応する予定。

HUAWEI nova
HUAWEI nova
HUAWEI nova
HUAWEI nova
HUAWEI nova
HUAWEI nova イヤフォンジャック
HUAWEI nova (隠れているが)外部接続端子はUSB Type-C
HUAWEI nova SIMスロット
HUAWEI nova ボリュームキーと電源キー
HUAWEI nova 背面はなだらかなカーブを描いている
HUAWEI nova 1200万画素カメラと指紋センサー
「HUAWEI nova」の主な仕様
機種名 HUAWEI nova
メーカー Huawei
OS Android 6.0
プロセッサ Snapdragon 625/2.0GHz 8コア
メインメモリ 3GB
ストレージ 32GB
外部メモリ microSDXC(最大128GB)
ディスプレイ 約5.0型フルHD TFT液晶
解像度 1080×1920ピクセル
バッテリー容量 3020mAh
連続待受時間 約720時間(フライトモードで測定)
連続通話時間 W-CDMA:約1320分
アウトカメラ 有効約1200万画素CMOS
インカメラ 有効約800万画素CMOS
ボディーカラー チタニウムグレー、ミスティックシルバー、ローズゴールド
サイズ 約69.1(幅)×141.2(高さ)×7.1(奥行き)mm
重量 約146g
ネットワーク LTE:Band 1(2100MHz)、3(1800MHz)、5(850MHz)、7(2600MHz)、8(900MHz)、18(800MHz)、19(900MHz)、28(700MHz)、38、40
W-CDMA:Band 1(2100MHz)、5(850MHz)、6(800MHz)、8(900MHz)、19(800MHz)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  3. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  4. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  5. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  9. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー