低価格な定額通信料で広がりを見せる格安SIMサービスですが、音声通話の料金については標準的な従量課金のまま、というユーザーも多いのではないでしょうか。そうした状況において、NTTコミュニケーションズは2月14日、NTTドコモ回線を用いて格安SIMサービスを提供するMVNO各社に向け、自社の音声通話サービス「OCNでんわ」の卸提供を行うと発表しました。
OCNでんわは、「003544」から始まるプレフィックス番号を付けて発信し、NTTコミュニケーションズのネットワークを経由することで、品質を落とさない音声通話が30秒10円で行えるほか、月額850円で1回10分までの国内通話がかけ放題となるサービス。
この仕組みを導入することによって、独自の音声通話プランを持たないMVNOにおいても、標準的な通話料より低価格の通話サービスを提供できるようになります。加えて、自動的にプレフィックス番号を付けて発信する専用アプリや、一定時間の国内通話がかけ放題になる料金プランにも対応するとのこと。
この卸提供は3月1日より開始され、すでにニフティ株式会社のMVNO「NifMo(ニフモ)」において導入が予定されています。
※文中の料金はすべて税抜です。
(文:SIM通編集部)
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