“Androidの父”ルービン氏、ハイエンド端末「Essential Phone」発表

» 2017年05月31日 06時56分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 Android創業者で元米Google幹部のアンディ・ルービン氏の米Essential Productsは5月30日(現地時間)、新Android端末「Essential Phone」を発表した。発売時期や地域はまだ不明だが、米国での販売価格は699ドル(約7万7000円)。

 andy 1 色は4色
 andy 2 OSはAndroid 7

 ボディはチタンとセラミック製で、アルミ製のように傷やへこみが付きにくい。ディスプレイはゴリラガラス5。ロゴのないデザインで、ディスプレイは5.71型(2560×1312、角丸)だが左右のベゼルが狭いので、本体幅は71.1ミリ。高さは141.5ミリ、厚さは7.8ミリ。重さは185グラムだ。プロセッサはQualcommのSnapdragon 835、RAMは4GB、ストレージは128GB、バッテリーは3040mAh。

 大きな特徴は、「Moto Z」のようなモジュール式の周辺機器を脱着できる点。背面に無線データ転送可能なマグネティックコネクタを備え、ドングルや充電器、カメラなどのアクセサリを取り付けられる。

 andy 3 モジュール式のカメラ

 まずは360度カメラを発売する計画。本体と一緒に購入する場合は50ドル、単体では199ドルになる見込み。大人の親指より少し大きいくらいのサイズで、重さは35グラム。本体に装着し、本体のアプリで操作する。

 andy 6

 リアカメラはデュアル。iPhoneのようなボケ用ではなく、HuaweiのP10と同様のモノクロセンサーで、暗いところでの撮影をサポートする。1300万画素×2で4K動画撮影も可能。フロントカメラは800万画素で、こちらも4K動画撮影可能。

 andy 4 カメラアプリ

 ポートは前述のマグネティックコネクタ以外はUSB Type-Cのみ。3.5ミリイヤフォンジャックの変換ドングルが付属する。充電は付属のType-Cケーブルで行うが、将来的にマグネティックコネクタ付きのドックが発売される見込み。

 andy 5 充電ドック

 防水かどうかは不明。スキンやアプリについての説明もまだない。

 Essentialは、2014年にGoogleを退社したルービン氏が2015年にステルスモードで立ち上げた新興企業。会社概要を見ると、幹部にはAppleやGoogleの出身者が多い。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月06日 更新
  1. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  2. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  3. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  4. 「健康保険証で良いじゃないですか」──政治家ポストにマイナ保険証派が“猛反論”した理由 (2025年12月06日)
  5. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  6. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  7. ドコモが「dアカウント」のパスワードレス認証を「パスキー」に統一 2026年5月めどに (2025年12月05日)
  8. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  9. ドコモも一本化する認証方式「パスキー」 証券口座乗っ取りで普及加速も、混乱するユーザー体験を統一できるか (2025年12月06日)
  10. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー