auは新機種・新サービス発表会「au 2017 Summer Selection」を5月30日に開催。「あたらしい自由」をキーワードに掲げて5年め、今年のテーマは「やってみよう」。「スマホの普及率も高まり、ドキドキ感が薄れた今だからこそ、さらにチャレンジングに取り組む」とKDDI 代表取締役社長 田中孝司氏は決意も新たに宣言。スマホで生活を豊かにしてきた同社の新たな取り組みについてお伝えします。
今季、auが投入する新端末は9機種。スマホ7機種とガラケー2機種です。
この中で注目の端末は「HTC U11」。握るだけでアプリを起動することのできる操作性は、これまでのスマホにはなかった新しさです。VRゴーグル「LINK」と組み合わせて使うことで、VR空間を自由に歩き回ることができ、PCやゲーム機でなくても、上質なVR体験をすることができます。
auユーザー一人ひとりの「生活体験」を高める「au ライフデザイン」の取り組み。通信サービスや端末だけにとどまらず、直営ECサイトやポイントサービス、さらには電気、保険、ローンなど、さまざまなサービスを提供しています。
このauライフデザインに、IoTを活用した「au HOME」というサービスが新たに加わります。
au HOMEは、auのインターネット回線サービス「auひかり」を利用しているユーザー向けで、月額490円から始められるサービスです。各種センサーや、ネットワークカメラなどの「au HOMEデバイス」を自宅に設置。auひかりのルーターに接続した「無線通信デバイス」を通じ、スマホにインストールした「au HOMEアプリ」で確認できます。
こちらは子どもが帰宅した時の例です。自宅の扉を開けると、扉に設置した「開閉センサー」が保護者などの持つスマホに通知を送ります。
子どもがネットワークカメラに話しかけると、auHOMEアプリには子どもの姿が映し出され、アプリを通じて会話をすることが可能になります。
au HOME開始時に投入されるデバイスは以下のとおり。
田中社長は「どれも設置するだけで使えるものばかりです」と、シンプルな機能性を強調。また「鍵 開閉状況」センサーについては「当初は鍵の開閉もスマホで、と考えたが、鍵のシリンダー部分の形状は複数あって揃えるのが難しく、センサーのような形状にした。ほとんどの人は鍵を締めて出かけているので、状況が確認できるだけでも十分に機能は果たせる」とのこと。
au HOMEの月額料金は490円。デバイスは、使用用途に応じ購入する必要がありますが、いくつ使っても基本料金は変わりません。さらに、デバイスの操作・管理に必要なクラウドサーバーの利用料金も含まれています。はじめてIoT機器に触れるというユーザー向けには、マルチセンサー01とネットワークカメラ01がセットになった「au HOMEおすすめプラン」を用意。機器代金は通常14,600円が11,760円。24回の分割払いの場合、基本料金と合わせて月額980円(25か月目以降は480円)で利用することができます。
今回発表した5種類のデバイスのほか、2017年秋以降に赤外線リモコンやスマートプラグ(コンセント)、空気モニターやスマートライトなど、さまざまなIoTデバイスを順次投入していく予定とのことでした。
さらに、「Google アシスタント」とも連携を予定しています。具体的な内容は明らかにされませんでしたが、アメリカを中心にサービス展開されている「Google Home」の各種デバイスやサービスなどとau HOMEがつながっていく可能性も、じゅうぶんに考えられます。
なお、今後au HOMEは、KDDIグループの他のサービスにも拡大していくことが予定されています。
発表会の後半では、auのCM「三太郎シリーズ」に出演している、「かぐちゃん(かぐや姫)」こと有村架純さんと、「乙ちゃん(乙姫)」こと菜々緒さんが登場。夏らしいゆかたは、新しいCMの衣装とのこと。
有村さんは「いままでの衣装は十二単(ひとえ)でともて重かったので、軽くなった」と笑顔。帯や小物、ネイルはかぐや姫のイメージである竹と月がモチーフになっているそうです。細部までのこだわりにうれしそうでした。
トーク後は、2人がヨーヨー釣りに挑戦し、1分間で何個釣れるかを競いました。結果は有村さんが5個、菜々緒さんはそれを2個上回る7個で勝利。「お姉ちゃんにはかないませんね」と有村さんは感想を述べ、イベントはなごやかに終了しました。
Copyright:(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.