「Googleとの提携は大化けする」「料金はガツンと行く」 KDDI田中社長の一問一答(1/2 ページ)

» 2017年05月30日 19時21分 公開
[房野麻子,ITmedia]

 KDDIは5月30日、「au 発表会 2017 Summer」を開催。発表会後、田中孝司社長は質疑応答と囲み取材で記者からの質問に答えた。質問と回答は以下の通りだ。

KDDI田中社長 記者からの質問に答えるKDDIの田中社長

質疑応答

―― KDDIとして、Googleと音声アシスタント分野で提携することの意義は何か。

田中氏 「au HOME」を前に進める上で、音声はキーになると思っている。多量のデータが蓄積されたGoogleアシスタントとわれわれのやりたいことが一緒になることで、大化けするのではないか。単独ではなく、ビッグデータ、クラウドと連携することで、新たな価値を提供できるのではないかと思って、今日、急きょ(GoogleのSteve Cheng氏に)来ていただいた。

KDDI田中社長 発表会にはスペシャルゲストとしてGoogleアシスタントのプロダクトマネジメントディレクター Steve Cheng氏が登場。

―― Googleアシスタントとau HOMEの連携はいつ頃になるのか。

田中氏 製品として出せるのは、夏が終わって……ということらしいが、「言うな」といわれている。

―― 海外ではAmazonやMicrosoftなどが音声アシスタントで成功しているが、国内ではまだまだという状況。今後、国内でどのくらいの需要があると見込んでいるのか。

田中氏 日本人はケータイの留守録でも、録音が始まると切ってしまうケースが多い。それはバックグラウンドに機械的だとか自然じゃないという気持ちがあると思う。今回はかなり自然な受け答えができるようになっているんじゃないかと思っている。日本でもきっと、ブレークするんじゃないかと思っている。2017年(のauのテーマ)は「やってみよう」ということで正月からCMをやっているが、いろんなことにスイッチを入れて、チャレンジしていきたい。

―― au HOMEの対象はauひかりの利用者に限定されていが、その理由は何か。また、今後、対応回線を拡大していくのか。

田中氏 今はauひかりだけだが、順次拡大していく。auひかりだけだと市場も当然制限されるので、よりオープンな方向に拡大していく。その都度、お知らせする。

―― ドコモが新料金「docomo with」を導入したが、それに対抗するような、料金と端末がひも付いたようなものは考えているか。

田中氏 今年のテーマは「やってみよう」。料金の方でもドコモさんがいろいろリリースされているので、auも久々にガツンと行こうかと思うが、「言ってはいけない」と注意されている。もう少し待ってほしい。

―― au HOMEの事業規模、契約件数や売上高の目標は。

田中氏 社内計画はあるが開示していない。

―― au HOMEの対応機器はKDDIの内製なのか。端末を作るメーカーの買収や提携は考えているか。

田中氏 (au HOMEの対応機器は)au専用で、au WALLET Marketで売るつもりだが、関連会社をM&Aするかどうかについては、現時点ではまったくノーアイデア。パートナーと一緒に、この市場を大きくしていきたい。

―― GoogleアシスタントでもIoT機器を動かせるようになると思うが、その場合、利用料490円を払ってau HOMEを利用しなくてもできるのではないか。Googleアシスタントとau HOMEの連携について、もう少し説明してほしい。

田中氏 au HOMEにつながる機器をコントロールしていくようにしたいと思っている。はっきりいえないが、スマホの方でいろいろコントロールしたり、連携したりできることが価値。(Googleの)Steveが(登壇した際)話していたが、そういう世界を作っていくことを想定している。

―― au HOMEの対応機器は専用ということだが、サードパーティーにSDKを公開して広くデバイスを募るようなことは考えているか。

KDDI 執行役員常務 商品・CS統括本部長 山本泰英氏 現時点では、われわれが検証した製品をユーザーに届けるということを大前提にしている。ただし、質問にあった通り、広めていく意味では大いに可能性はあると思っている。期待してほしい。

―― au HOMEでさまざまなデータが集まると思うが、データの分析やデータ販売の可能性はあるか。

田中氏 データを集めて分析して販売する計画は、現時点では考えていない。最近、アクセンチュアさんとの合弁会社アライズ アナリティクスを作って、データ活用は相当積極的に進めていくつもり。いつか、そういう連携ができて、新しい豊かな生活に寄与できればいいと思っているが、現時点ではそこまで計画していない。

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