iPhoneをカメラっぽく使えるカメラグリップ「Pictar One」を試す荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)

» 2017年08月10日 16時10分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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まずはセットアップ

 繰り返しだが、Pictar Oneは専用アプリで使う。起動するとあれこれ指示がでるのでそれに従って操作し、iPhoneとの通信が上手くできているかどうかチェックする。

 まず、シャッターボタンを押す。「Good!(いいね!)」と言われたら、ズームリングやホイールを回して動作に問題がないかチェックする。

シャッターボタンを押す シャッターボタンを押し……
Good!といわれた 「Good!」と言われた
ズームリングを回す ズームリングを回してうまく行ったら「CONTINUE(続ける)」をタップ
露出ホイールを回す 露出ホイールを回してうまく行ったら「CONTINUE(続ける)」をタップ

 こんな具合で設定が終わったら撮影だ。

準備完了の図 準備完了の図。撮影に移るのである

では撮ってみよう

 Pictar Oneのシャッターボタンはものすごく軽い。半押しにも対応しているけれど、“かるーく”押さないと、全押し扱いになっちゃうので注意が必要だ。

 慣れると半押しでピントを合わせて押し切って撮影、というカメラっぽい操作ができるようになる。「本物のカメラ」のシャッターにはほど遠い感触だけど、まあその辺はしょうがないか。アプリではシャッターボタンの半押しのみならず、タッチAFも使える。

 オート撮影時の画面は下のような感じ。設定を変えると水準器も表示できる。これはよい。

 ただし、画面左上の「A」という表示がちょっと気になる。これは「Auto(オート撮影)」を意味しているのだけれど、一般的なカメラで「A」といえば「絞り優先自動露出(Auto Exposure:AE)」を意味するので、ちょっとむずむずしてしまうのだ。

オート撮影時の撮影画面 オート撮影時の画面(水準器を表示した場合)。左上の「A」の意味が一般的なカメラと異なることが気になる次第
設定画面 設定画面。HDR(高ダイナミックレンジ)撮影にも対応している
ボタンのカスタマイズ 操作ボタンはカスタマイズも可能

 撮影モードは10個用意されていて、スマートホイールを回すとどんどん変えられる。設定画面で変えることもできる。

スポーツモード 「スポーツモード」を選択すると、シャッタースピードが速くなる
動画モード 動画を撮影したい時は「動画モード」を選べばよい

 その中で実は結構便利なのが「ISO感度優先AEモード」。このモードを選ぶと、画面の右側にISO感度を変更するスライダーが出る。これを指で上下に動かすとISO感度を自由に変更できる。

ISO感度優先AEモード ISO感度優先AEモードにすると、ISO感度を自分で調整できる

 フィルターモードもなかなか使える。ただし、一部を除きフィルターは有料(アプリ内購入)となるので注意。

フィルターモード フィルターは強さを調整することができる

 で、撮影するわけだが、カメラ部分はiPhoneのカメラをそのまま使うので、画質もiPhoneのもの。特筆すべきことは特にない。

渋谷川跡を歩きながら撮影したスナップ 渋谷川跡を歩きながら撮影したスナップ

 面白いのは拡張性。Pictar Oneの本体には三脚穴が付いているので、三脚や自撮り棒を取りつけられる。また、アクセサリーシューも付いているので、LEDライトなども装着できる。

三脚を付けた図 このように小さな三脚をつけられるのは便利
LEDライトを取り付けた図 手元にあった小型のLEDライトをつけてみた

 LEDライトをつけられるのは良い。動画撮影をする時に便利そうだ。ただし、LEDライトの位置とiPhoneのカメラレンズの位置が少しずれるので、近距離の被写体を撮ると右の方が明るくなっちゃいます。まあ、照射角が広いLEDライトを使えば解決、ということで。

LEDライトを使って猫を撮影 暗い部屋にいたうちの猫をLEDライトで撮影。近い……です

まとめ:実用的なグリップ+カメラ気分=Pictar One

 で、Pictar Oneとは何なのか。

 半分は「実用的なカメラグリップ」だ。グリップがしっかりすると構えやすく撮りやすいし、デジタルズームがダイヤルでクリクリできるのも便利でいいし、純正カメラアプリよりもマニュアル撮影系の機能がしっかりしてるので、ちょっと凝った撮影したいときに便利だ。三脚やLEDライトを付けることもできるので1つ持っているだけで何かと役に立つ。

 もう半分は「カメラ気分を味わうアイテム」だ。これでiPhoneがデジタル一眼になるわけではないし、本物のカメラと比べるとさすがにシャッターボタンやダイヤルの感触はかなり「アレ」だ。けれど、これをカシャッと装着して構えれば「iPhoneの下半身がカメラに変身した!」的な気分を味わえる。カメラ気分になるとパシャパシャと撮りたくなって楽しい。

 超音波を使っているせいなのか、時々ダイヤルのレスポンスが悪くなったのが気になるけれど、iPhoneでカメラ気分を味わうにはいいガジェットだ。

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