iPhoneをカメラっぽく使えるカメラグリップ「Pictar One」を試す:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/2 ページ)

» 2017年08月10日 16時10分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 iPhoneは世界で最も使われている「カメラ」である……のだが、「iPhoneをもっとカメラっぽくしたいのか、君たちは」と言いたくなるようなガジェットが登場した。イスラエルのmiggoという会社の「Pictar One(ピクターワン)」だ。

Pictar one Pictar One

 日本ではエム・エス・シー(大阪市中央区)が取り扱っていて、Plusの付く大きなiPhone用の「Pictar One Plus」が1万4000円前後、Plusの付かないiPhone 4s以降のiPhoneで使える「Pictar One」が1万3000円前後(ともに税別)で販売されている。

その実体は「ハーフケース型カメラグリップ」

 miigoの製品情報サイトでは、Pictar oneは「Convert Your iPhone Into a Real Camera(あなたのiPhoneを本物のカメラに)」と紹介されている。

 その実体は、iPhoneの下半分を覆ってカメラっぽくする「ハーフケース型カメラグリップ」。iPhoneにPictar Oneを履かせると、撮影用グリップに加えて「シャッター」と「電子ダイヤル」が付いて、本物のカメラのように撮影できます、というわけだ。

 製品にはPictar Oneの他にストラップ2つとケースが付属する。

パッケージ内容 製品にはPictar Oneの他にストラップ2つと専用ケースが付属する

 Pictar Oneは、下半分がバネで広がるようになっている。この構造のおかげで、iPhone 4sからiPhone 7に至るまで、幅広い機種で使える。薄目であれば、本体に別のケースを付けたままで装着することもできる。新型のiPhoneが出ても、サイズがデカくならない限りそのまま使えるだろう。

Pictar OneにiPhone 6sを装着。矢印で指した部分がバネで広がるようになっている

アプリさえ入れればペアリング不要 秘密は「超音波」

 Pictar Oneの上部には2つのホイールがある。+/−が書いてあるホイールは露出補正に使う。何も書いてないホイールは「スマートホイール」と呼ばれるもので、機能選択などに使う。グリップ上のリングはデジタルズーム用のもので、押し込むこともできる。シャッターボタンは半押しもできる。

 Pictar One上にあるボタン類は専用アプリで撮影している時に使える。ダイヤルを回して撮影のセッティング、シャッターボタンを半押ししてオートフォーカス(AF)、シャッターボタンを押し込んでシャッターを切る――といった本物のデジタルカメラと同じ技が使えるようになるのだ。

 となると気になるのは「Pictar OneとiPhoneとの間の通信はどうなっているのか?」っていうこと。Lightning端子は使っていないし(使ったらそもそもiPhone 4sでは使えない)、BluetoothでもWi-Fiでもない。

 実は、超音波を使っているそうである。これなら確かにペアリング不要で簡単に使える。面白い発想だ。

Pictar Oneの上部 PictarPICTARの操作部。シャッターと3つのダイヤルがある。ここでの操作は、超音波でiPhoneに伝送され、Pictar Oneアプリに反映される

 Pictar Oneは「1/2AA」サイズの3.6Vリチウム電池で稼働する。日本では見慣れないサイズの電池だが、Web通販サイトなどを通して国内でも購入できる。

1/2AA電池 Pictar Oneは1/2AAリチウム電池で駆動する。「1/2AA」は、「単3電池(AA)の半分のサイズ」という意味だ

 超音波を使って通信するということで、バッテリーは数カ月持つそうな。面白いのは、Pictar One側に電源スイッチがないこと。iPhoneを装着してアプリを起動するとすぐ使えるのである。これはよい。

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