夕方の18時ごろも比較的通信が混雑しがちだが、通信速度はランチタイムよりも改善する。
今回のドコモ編では、夕方に下り1Mbps未満だった通信サービスは2つだけだった。au系サービスとY!mobileはどうだろうか。
下り平均速度について、au系サービスで1Mbpsを下回るものはなかった。トップはLTE NETの下り平均20.81Mbpsと十分に高速だが、7月と同様にトップの速度の下落傾向が続いた。時点はUQ mobileの下り平均19.97Mbpsとなった。
mineoは下り平均5.14Mbpsと、7月の0.43Mbpsより大幅改善。IIJmioも7月の下り平均1.47Mbpsから2.04Mbpsに改善した。
Y!mobileは下り平均8.66Mbpsと7月に23.58Mbpsでトップを奪ったのと比べると地味な結果ではあるが、実用上は十分な速度だ。
上りの平均速度は各サービスともに2〜4Mbps台だった。トップはLTE NETで上り平均4.65Mbps。最下位は昼と同じくIIJmioの2.26Mbpsとなった。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
mineo(Aプラン) | 18:00 | 5.14 | 2.41 |
UQ mobile | 18:00 | 19.97 | 4.13 |
IIJmio(タイプA) | 18:00 | 2.04 | 2.26 |
au(LTE NET) | 18:00 | 20.81 | 4.65 |
Y!mobile | 18:04 | 8.66 | 4.08 |
前回の結果をはじめ、これまでKDDIグループのMVNOサービスであるUQ mobileがau純正のLTE NETを通信速度で上回ることが多々あったが、8月は本家側が常に速度で勝る展開となった。もっとも、UQ mobileも10〜30Mbps台で相変わらず速いのだが。
今回注目したいのがmineo(Aプラン)だ。ランチタイムこそ下り平均1Mbps未満だったものの、午前中と夕方の速度がかなり改善した。改善効果が長続きすると良いのだが、どうなるか。
IIJmio(タイプA)は下りの速度を見ると午前中の2.98Mbpsが最速で、上りの速度でも最下位が2回と、今回は5サービス中でかなり見劣りする結果となった。ただし、ドコモ編や今回のmineoのように、速度が大きく変わることもある。
Y!mobileは午前中にいきなりトップを奪い絶好調かと思いきや、昼と夕方は「ごく普通」の結果となった。7月と比べれば10Mbpsに届かず、むしろ不調といえるかもしれない。とはいえ、多くのMVNOと比べれば常にストレスを感じないであろう速度だ。
8月のau系MVNO&Y!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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