ひょっとしたら誤解をしている人がいるかもしれないが、Apple WatchとiPhoneをペアリングして、Apple Watch用のモバイル通信の契約が完了したからといって、即Apple Watchでモバイル通信が始まるわけではない。
ペアリングしたiPhoneがApple Watchの近くにあるときは、Bluetoothでの接続が優先され、Apple Watch単体ではモバイル通信は行わない。つまり初代Apple WatchやApple Watch Series 2と同じ挙動になる。もちろんiPhoneあてに掛かってきた電話はApple Watchにも転送されるので、iPhoneとApple Watch、どちらでも受けることができる。
Apple WatchとiPhoneはBluetoothとWi-Fiで接続するので、iPhoneがWi-Fi環境下にある状況でiPhoneのBluetoothをオフにすると、Apple WatchとiPhoneはWi-Fiで接続する。この時点でも、Apple Watch単体ではモバイル通信は行わない。
Apple Watch Series 3が単体でモバイル通信を行うのは
など。つまりiPhoneとApple Watchが連携していないときだ。
実際の利用シーンで特に起こりうるのが「iPhoneが近くにないとき」だろう。ちょっとした散歩や買い物、ジョギングなどでiPhoneを持たずに外出する、iPhoneを家に置き忘れてしまった、といったシーンが想定される。
Apple Watchのモバイル通信が開始すると、Apple Watchの画面を上スワイプして現れるメニューのモバイル通信アイコンが緑色に変わり、電波の受信感度を示す丸いアイコンが最大4つ表示される。
モバイル通信はオンになっているけど、iPhoneとApple WatchがBluetoothかWi-Fiで接続しているときは、Apple Watchのモバイル通信アイコンは白色になり、左上に緑色の電話機アイコンが出る。iPhoneのBluetoothがオフでWi-Fiに接続しているときは、Apple WatchもWi-Fi接続になり、左上にWi-Fiアイコンが現れる。Apple Watchの通信ステータスは、このメニューから確認するようにしよう。
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