18時の測定では、ランチタイムよりも通信速度が改善する傾向にある。ドコモ編では、9月も下り平均1Mbps未満のサービスが2つだけだった。au系サービスとY!mobileも改善するだろうか。結果を見てみよう。
前回は下り平均1Mbps未満のサービスがなかったau系サービスだが、今回はmineoが平均0.76Mbps、IIJmioが平均0.95Mbpsと1Mbpsを切る結果となった。
一方、UQ mobileは下り平均28.42Mbpsで十分な速度を保ち、上り平均速度もau系トップの4.56Mbpsを記録した。純正のLTE NETは下り平均トップの34.88Mbpsとなった。UQ mobileとLTE NETについては、前回の同時間帯よりも速くなっている。
Y!mobileは下り平均2.21Mbpsと、かなり速度が落ち込んだ。7月は23Mbps台、8月は8Mbps台と下り平均速度が下降気味な状態だ。上り平均速度は5.56Mbpsでトップなのだが……。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
mineo(Aプラン) | 18:00 | 0.76 | 2.37 |
UQ mobile | 18:00 | 28.42 | 4.56 |
IIJmio(タイプA) | 18:00 | 0.95 | 1.73 |
au(LTE NET) | 18:00 | 34.88 | 2.12 |
Y!mobile | 18:04 | 2.21 | 5.65 |
前回に続き、今回もau純正のLTE NETが3つの時間帯でトップに立った。それをピタリとマークするように、UQ mobileが常に2位を保った。KDDIグループのサービスが1位と2意を占めている。ドコモ系サービスほどの速度ではないが、安定して下り平均30Mbps程度の速度を維持している。
ランチタイムは1Mbps未満となるものの、夕方には多少改善する傾向にあるmineoとIIJmioだが、今回は夕方になってもさほど速度が回復しなかった。
また、Y!mobileは今回、夕方に下り平均2.21Mbpsというかなり遅い速度を珍しく記録した。午前中とランチタイムが同20Mbps以上なので、心配するほどのことではないのかどうなのか。次回の結果が気になる。
9月のau系通信サービスとY!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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