iPhoneを標準設定で使うと、写真にさまざまなデータが付加される。先ほど「撮影場所を地図で確認できる」と触れたが、それは撮影情報として撮影場所の座標(ジオタグ)が含まれるから。
撮影日時や撮影場所の記録は、写真を整理する助けになる。でも、「SNSやフォトストレージにアップロードするときは撮影日時や位置情報を出したくない!」っていう話は、意外と良くあることだと思う。
「Twitter」や「Facebook」、「LINE」といった多くのSNSアプリでは、写真をアップする段階でこういったメタデータを削除してくれるので問題ない。しかし、メールで写真を送ったりクラウドストレージ経由で写真を送信・共有する場合は、一般にメタデータは削除されない。
撮影日時はともかく、共有する写真には撮影場所を入れたくないことは多いはず。自宅やその近所や職場で撮った写真だと、セキュリティ的にもプライバシー的にもどうなんだ、ってこともあるし。
そんな時、Metaphoの「Share without Metadata(メタデータなしでの共有)」という機能を使うと、メタデータを削除した写真を共有できる。プライバシー的にありがたい機能なのだ。
ただし、この機能は「有料機能」の1つで、480円をアプリ内課金すると使える。もちろん、1回支払えば永続的に使える。
ちなみに、アプリ内課金をすると「メタデータの全削除」「撮影日時の変更」や「位置情報の編集・削除」といった細かい編集機能も使える。
ただし、これらの機能を使って変更・削除した情報は、写真に“上書き”されてしまうので注意。室内や地下での撮影時にありがちな「撮影場所がずれていた」時とか、「やむなく撮影日時をごまかす必要がある」といった、のっぴきならない事情があるときに限った方が良い。
一方、メタデータなしでの共有は、元データを保持しつつメタデータなしの写真データを共有用に別途書き出すようになっている。必要に応じて、普段はこの機能を使うと良いだろう。
つまるところ、Metaphoがあれば、こんなことができる。
iPhoneで写真撮りまくる人は入れておいて損のないアプリといえるだろう。
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