「料金プラン」「ZTE問題」「楽天」「ブロッキング」――KDDI決算説明会 一問一答(2/3 ページ)

» 2018年05月10日 22時15分 公開
[井上翔,ITmedia]

米国商務省による中国ZTEへの制裁措置について

―― 中国ZTEが米国商務省から米国企業との取り引きを禁じる命令を受けた(参考記事)。auでも影響は出ているか。

高橋社長 苦慮はしている。影響の出うる端末としては「PHOTO-U」「mamorino4」「mamorino Watch」や、法人向けの「Speed USB STICK U03」が挙げられる。

 幸いなことに、弊社では(ZTE製の)スマホは扱っていないのでホッとはしている。(取扱中の他の端末については)在庫を確認しながら販売を継続する。

 サポート面でも、現状では(取り扱い端末で)ソフトウェア更新が必要なものはなく大きな影響はないが、今後はZTEから情報を得ながら対応していきたい。

楽天の新規参入について

―― 楽天の(携帯電話事業への)新規参入について、一言いただきたい。

高橋社長 必ず質問が来るだろうと思っていた(笑)。正直にいうと、競争相手が増えることについてあまり良い気はしない。

 しかし、私自身はもともと「競争論者」。今も昔も、この業界は競争が良いサービスを作ってきたし、私もこの業界に入って「チャレンジャー」としてやってきた。そういう意味では楽天は良い参入者であると思っている。

 ただ、楽天(楽天モバイルネットワーク)に割り当てられた周波数は(上下それぞれ)20MHz幅で、特に下りの通信速度において制限がある。また、今まで通信事業に携わってきた経験からすると「6000億円」という設備投資額はちょっと少ないかな、とも感じる。「競争者」として入ってくる以上は、設備をしっかりと整えていくことは“責務”。(報道関係者の)皆さんも、しっかりと見守っていただけたらと思う。

 我々は「通信からライフデザイン」に進出したが、社内からは「やっぱり通信だよね!」という声も多く上がった。しかし、新しい競争相手(楽天)は「Eコマースから通信」にやってきた。ライバルがやってくる以上、「通信からライフデザイン」という方向性がある意味で正当化されたともいえる。ただし、コマース(を含むライフデザイン)に“シフト”するのではなく、あくまでも通信を主軸とすることには変わりない(参考記事)。

 いずれにしても、新たな競争者が出てくるので、迎え撃つ準備は進めたい。

主軸は「通信」 楽天の新規参入によって、KDDIの方針がある意味で「正当化」された

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