ドコモ独占の「P20 Pro」、新AIエージェント、投資サービス――ドコモ2018夏モデルと新サービスの狙い(3/3 ページ)

» 2018年05月17日 17時20分 公開
[房野麻子ITmedia]
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端末も充実 「P20 Pro」はドコモ独占販売

 新サービスに続き、2018年夏商戦向けの新端末が紹介された。今回の夏モデルは「ネットワーク」「カメラ」「オーディオの大きな進化」を特徴としている。

 ネットワーク面では、大きな鉄道駅、東京ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパンなど、東名阪エリアにある人が多く集まる施設とその周辺で国内最速の下り最大988Mbps(理論値)の通信サービスを開始する

 今回発表されたモデルでは、Xperia XZ2/XZ2 PremiumGalaxy S9/S9+AQUOS R2HUAWEI P20 Proの6機種がこの高速通信に対応している。これらの機種は、「5波キャリアアグリゲーション(CA)」も利用可能で、988Mbpsエリア外でも下り最大794Mbps(理論値)の高速通信を実現している。

 さらに、これら6機種とXperia XZ2 Compactは、上り通信も最大75Mbps(理論値)に高速化される。

東名阪エリアで988Mbps 東名阪エリアで下り最大988Mbpsのサービスを開始。2019年春をめどに1Gbpsを超える下り通信を実現する
下り794Mbpsと上り75Mbps 全国の776都市では下り最大794Mbpsを実現。新機種のうち7機種では上り最大速度も向上した

 カメラ面では「プロ並みの暗所撮影」「望遠」「自然なボケ撮影」に対応するカメラを備えるスマホを複数機種用意したことをアピール。オーディオ面では「Dolby Atmos」に対応する機種を複数そろえたことを紹介した。

オーディオ オーディオ面ではDolby Atmos対応をアピール。Xperia独自の「S-Force フロントサラウンド」も合わせて訴求

 個別の機種紹介は、デザインを一新したXperia XZ2ファミリーから行われた。「Xperia XZ2 SO-03K」については、世界で初めて4K(3840×2160ピクセル)のHDR(高ダイナミックレンジ)動画撮影に対応したこと、pスーパースローモーション撮影」の撮影解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)にも対応したことや、映画やゲームの音を解析して端末が振動する「ダイナミックバイブレーションシステム」を取り上げた。

 「Xperia XZ2 Compact SO-05K」については、ディスプレイが5型に大型化しながらも、横幅を65mmに抑えて持ちやすくしたこと、XZ2と同等のカメラで多彩な撮影が楽しめることを挙げ、「渾身のコンパクトモデル」と胸を張った。

 「Xperia XZ2 Premium SO-04K」については、画像処理専用プロセッサ「AUBE(オーブ)」を駆使して暗いところでも明るく自然な色合いで撮影できるXperia初のデュアルカメラを「圧巻の性能」と表現。4K HDRディスプレイも搭載していることから、「撮影した4K HDR動画をそのままの画質で再生できるのは世界でこのモデルだけ」と評価した。

XZ2とXZ2 CompactXZ2 Premium 最初に紹介したのはXperia XZ2ファミリー

 次に紹介されたのは、「Galaxy S9 SC-02K」と「Galaxy S9+ SC-03K」。両者ともに「カメラ、ディスプレイ、サウンド、デザイン、すべてが最高品質」と賞賛した。

 両機種は、アウトカメラの絞りが自動調整され、昼でも夜でもシーンにあった撮影が可能。また、Galaxyシリーズ初となるステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosに対応したことで迫力のあるサウンドを楽しめると語った。さらに、簡単にアバターを作ってスタンプにもできる「AR絵文字」の紹介では、吉澤社長自身のスタンプを披露した。

Galaxy S9/S9+ Galaxy S9/S9+の紹介では、吉澤社長が「AR絵文字」で作った自らのスタンプを披露

 続いて紹介されたのは、動画と静止画の2つの専用カメラを搭載した「AQUOS R2 SH-03K」。動画撮影中にもう1つのカメラで静止画も撮れるので「ベストショットを取り逃がさない」と説明。さらに、今回の発表機種で唯一、Dolby AtmosにDolbyのHDR映像規格「Dolby Vision」に対応していることから「映画館のような映像を楽しめる」とも語った。

AQUOS R2 AQUOS R2は今回の発表機種で唯一のDolby Vision対応

 「国内ではドコモ限定発売」(吉澤社長)となる「HUAWEI P20 Pro HW-01K」については、「カラー」「モノクロ」「望遠」のトリプルLeica(ライカ)カメラを搭載していることに加え、AIが19のシーンを素早く認識して、最適な設定に切り替える機能も紹介した。また、下り最大8Mbps通信やVoLTEといったドコモのネットワークサービス仕様への適合に加えて、国内でニーズの高い防水やおサイフケータイに対応したことを高く評価していた。

P20 Pro HUAWEI P20 Proは、国内ではドコモ限定発売であることが明らかに。SIMロックフリー版の国内販売は行われない

 docomo with対象端末は「LG style L-03K」と「arrows Be F-05K」の2機種。「新料金プランの『ベーシックシェアパック』や『ベーシックパック』と組み合わせることで、さらにお得にスマホを利用できる」とアピールした。

 L-03Kは、docomo with端末では最大クラスの大容量メモリとバッテリーを搭載。ハイスペックモデルでトレンドとなったアスペクト比18:9のディスプレイも採用した意欲作だ。一方、F-05Kは暗いところでも素早く正確にピントが合うカメラが特徴。画面が割れにくいだけでなく、泡ハンドソープでも洗えることも魅力だ。

docomo withの2機種 docomo with対象の2機種

 その他、8型タブレットの新モデル「dtab Compact d-02K」やビジネス向けタフネススマホ「TOUGHBOOK P-01K」も紹介された。

 d-02Kはdtab Compactとしては初めてデュアルカメラを搭載し、防水にも対応した。

 「運送業界や建設業界で働く方々から、もっと頑丈なスマホが欲しいという声をたくさんいただいていた」(吉澤社長)ことから登場することになったP-01Kは、基本的に法人向けモデル。ただし、個人でもドコモショップで購入できるという。

dtab Compact d-01Kは、dtab Compactとしては初めてのデュアルカメラと防水性能を備える
TOUGHBOOK ビジネスユーザーからの熱い要望で登場する

 この後、吉澤社長は報道関係者からの質疑応答と囲み取材に臨んだ。その模様は、別の記事でお伝えする。

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