米Googleは7月11日(現地時間)、AndroidおよびiOS版キーボードアプリ「Gboard」でのモールス符号入力を可能にしたと発表した。現在ローリングアウト中だ。
この機能は、5月の年次開発者会議「Google I/O 2018」で紹介されたもの。障害のために口頭での会話も入力もできない開発者、タニア・フィンレイスン氏が夫と共に開発した独自のモールス符号入力システムを元に、GoogleのGboardチームが協力して開発した。
短点と長点の2つのパネルだけが並び、これをタップすることでモールス符号でアルファベットを入力できる。
日本でも利用できるが、利用するにはまず端末の[設定]→[システム]→[言語と入力]で仮想キーボードとしてGboardを選択し、Gboardの設定の「キーボードの追加」で「英語」を選び、表示されるパネルを左スワイプして「モールス符号」を選択しておく必要がある。
設定したら、キーボードが表示された状態でスペースキーを長押しすると表示されるキーボードの変更カードでモールス符号を選べるようになる。
Googleはモールス符号入力を覚えるためのゲーム「Morse Typing Trainer」も公開した。モールス符号キーボードでこのゲームを続けることでモールス符号でのアルファベット入力が学べるようになっている。
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