OSバージョンアップの認知は半数 ドコモが認知率向上キャンペーンを実施

» 2019年01月30日 17時05分 公開

 NTTドコモは、1月29日に「OSバージョンアップ・セキュリティへのイメージ」をテーマとして行ったユーザー調査の結果を発表した。対象は15歳〜69歳のドコモユーザーのうち、2018年7月末時点でAndroid 8.0/8.1へのOSバージョンアップ配信済み端末を持つ4873人。

 OSバージョンアップを実施しているのは63.6%だが、その半分は自身のスマートフォンがOSバージョンアップができることを認知していないことが判明。OSバージョンアップを実施した理由として「セキュリティが向上するから」と答えたユーザーは、OSバージョンアップを認知していないユーザーより16.2ポイント多い結果となった。OSバージョンアップではさまざまなセキュリティ問題への対応が行われるが、OSバージョンアップを認知していないユーザーは、認知しているユーザーに比べてバージョンアップとセキュリティの関係を認識できていないことがうかがえる。

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 一方、OSバージョンアップをしなかった理由に「バージョンアップすると何か不具合が起こりそうで不安だから」と答えたユーザーは、OSバージョンアップを認知していない人より認知している人が20.8ポイント多かった。このことから、OSバージョンアップに悪いイメージを持つ人がいることがうかがえる。

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 OSバージョンアップに期待することは「セキュリティが向上すること」「消費電力が削減されること」が多く、実施したことでこれらを実感しているユーザーは9.1%だった。この結果から、ユーザーはOSバージョンアップによってセキュリティが向上する事実を認識できていないと考えられる。

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 スマートフォンのセキュリティに不安を感じているユーザーは71.5%だったが、セキュリティ対策を行っていないユーザーは31.9%に。対策を行わない理由として「不安に感じていない」は8.0%で、「どのようなセキュリティ対策が有効か分からない」「セキュリティ対策のやりかたが分からない」がそれぞれ54.9%、45.7%となった。さらに、セキュリティに対して不安を感じたきっかけは「ニュースなどの報道を見て」が81.1%を占めた。

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Android 9 Pieにバージョンアップすると「パイの実」をプレゼント

 今回の調査結果を受け、同社では「分かりやすく」「楽しんで」OSバージョンアップを知ってもらうことを目的に、最新のAndroid OSコードネーム「Pie(パイ)」に絡めたキャンペーンを実施。Android 9 Pieへバージョンアップ対象の機種を契約しているユーザー先着20万人に全国のローソンで「パイの実」と交換できるクーポンをプレゼントする。キャンペーン期間は2月1日10時〜2月28日23時59分。あわせて、セキュリティ向上を含んだOSバージョンアップによって得られるメリットを紹介する特設サイトも開設する。

 クーポン取得には「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」「シンプルプラン(スマホ)」いずれかと、パケットパック(シェアパック子回線を含む)の契約、「spモード」などのインターネット接続サービスの契約が必要。特設サイトの動画を最後まで視聴し、クイズに回答すると受け取ることができる。クーポン配布はなくなり次第終了する。

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