トレンドマイクロは、12月26日に「子どもと保護者のスマートフォン利用に関する実態調査」の結果を発表した。本調査は6月28日〜6月29日に実施したWebアンケートで、対象はスマートフォンを利用している子ども(小学4〜6年生)がおり、自身もスマートフォンを利用している保護者618人。
スマートフォンやインターネット利用時に子どもの7.3%、保護者の18%が不正アプリ、フィッシング詐欺、架空請求、不正ログイン、有害サイト閲覧などのサイバー犯罪のトラブルを経験し、保護者の76.7%が家庭で子どもにセキュリティ教育を実施している。自身にサイバー犯罪のトラブル経験がある保護者111人の82%が、家庭でセキュリティ教育を行っている一方、経験のない保護者507人は75.5%となった。保護者は自身の経験を踏まえ、子どもにセキュリティ教育をしている傾向があると伺える。
また、許可をとらずに画像をインターネット上に公開した、他人を中傷したなどモラルや意識に起因するトラブルを経験した子どもは23.5%。インターネット利用時には子どもに対する継続したリテラシー教育が必要だと推測できる。
SNSに投稿した写真が勝手に加工・悪用されるトラブルに関して、どういったトラブルなのかをよく知っている保護者は全体の33.7%にとどまる。同社では子どものスマートフォン、ソーシャルメディア利用に際し、保護者が子どもを取り巻く脅威と適切な使い方、具体的な対策などを学習・教育することが求められるとしている。
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