高校生の約半数がTwitterを実名で利用 MMDとマカフィーの調査

» 2018年03月28日 06時00分 公開

 MMD研究所は、3月26日にマカフィーと共同で行った「高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査」の結果を発表。15歳〜39歳の男女4575人に事前調査を行い、SNS、ブログ、掲示板いずれかを週に1回以上利用していると回答した男女2027人(高校生:503人、大学生:510人、社会人20代:507人、社会人30代:507人)を対象としている。

 事前調査で週に1回以上利用しているサービスを複数回答で聞いたところ、SNSで最も利用が多かったのは「Twitter(57.8%)」、次に「Instagram(44.0%)」で、属性別に見ると高校生と大学生は「Twitter」「Instagram」「LINEのタイムライン」、社会人20代と30代は「Twitter」「Instagram」「Facebook」の順となった。

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 上記の2027人に実名で利用しているサービスを複数回答で聞いたところ、利用率が多かった4つのSNSのうち「Twitter」は高校生の52.7%、大学生の44.5%が実名で公開。Twitterを「実名利用している」と答えた706人(高校生:265人、大学生:227人、社会人20代:143人、社会人30代:71人)を対象にTwitterの公開範囲を聞いたところ、高校生の41.1%、大学生の35.2%、社会人20代の37.1%、社会人30代の57.7%が公開設定を「全ての人」にしていることが分かった。

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 SNSを利用する目的について、Twitterは「趣味に関する情報収集」が最多に。属性別だと高校生は「趣味に関する情報収集」が40.0%、「著名人の近況を知るため」が33.3%。大学生は「趣味に関する情報収集」が40.6%、「友人、知人の近況を知るため」が38.7%。社会人20代が「友人、知人の近況を知るため」が32.7%、「趣味に関する情報収集」が30.4%、社会人30代が「趣味に関する情報収集」が32.7%、「ニュースやトレンドなどの情報収集」が23.7%で、属性別で利用用途がやや異なる。

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 SNSを利用していてよかったことは、「役に立つ情報を得られる」が53.9%、「すぐに友人・家族の近況が分かる」が38.4%、「新しい趣味が広がった」が36.1%、「行きたい場所が増えた」が36.1%だった。

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 投稿した内容について「後悔したことがある」という回答が半数を超えたのは、高校生が60.6%、大学生が62.8%、社会人20代が57.1%で、後悔した投稿内容は「そのときの感情」が最も多く、「恋愛に関する内容」「自分の写真」と続く。

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 投稿によって引き起こされた問題があるかどうかは、約8割が「問題になったことはない」と回答。一方、起こったことがある問題は、高校生が「学校内で問題になった」で8.2%、大学生、社会人20代、社会人30代が「内容が友人・知人・家族間で問題になった」が最も多くなった。投稿した内容が何らかの問題になったユーザーに投稿前の意識について聞いたところ「特に問題のある内容だとは思わなかった」が41.3%、「少し投稿するのに迷ったが、問題になると思わなかった」が40.8%となる。

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 SNSを介して起こる犯罪・事件を未然に防ぐ対応策は、「インターネット利用における教育の強化」が43.0%、「投稿に問題がありそうな場合、投稿できない仕組み」が38.4%、「投稿に問題がある場合、アラートが出る仕組み」が26.1%となった。

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